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1年345日程度オープンソースについて考える一営業の戯言

オープンソースと落語の共通点

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先日川崎市産業振興財団さまと一緒にIT+落語のセミナーを開催いたしました。

わかりやすくオープンソースを学んでいただく場にしたいと、落語を取り入れたということで、不安と期待が入り交じる大変ドキドキのセミナーでした。

まずは日本スケーリックスの大塚和彦様にScalixのお話しをいただきました。ScalixはOutlook ライクなWebメールでオープンソースとして提供されています。見た目や操作性もかなりOutlookに近く、Outlookユーザーにとって違和感なく使えるアプリケーションという印象を受けました。
Blogscalix
続いては落語です。真打ち柳家一琴氏に転失気(てんしき)をいただきました!?
小生も聞いたことのある噺で内容も知っているのですが、これがまたおもしろいのです。噺家さんによってそれぞれ噺や表情、しぐさに変化があり、全くといって良いほど違う物に仕上がっているのです。
言うまでもないのですが、一琴師匠の高座は表情やしぐさがとても豊で大変おもしろく皆さん大満足でした。
Blogikkin

そして、次は一琴師匠にも参加していただいたパネルディスカッションです。IT大喜利と題し、客席からオープンソースに関するお題(質問)をいただきました。一琴師匠の適切な突っ込みにより、オープンソースをわかりやすく学ぶこともできました。

ここでオープンソースと落語の共通点が話題になりました。

古典落語の噺にライセンスなどはなく、同じ噺を違う噺家さんがする事が多々あります。ただ、表情やしぐさが皆違うのでそれぞれ個性が出ます。オープンソース業務アプリケーションもベースは一緒だがカスタマイズする事により個性が出ます。

たくさんの高座で噺家さんが同じ噺をします。そうすることにより皆が知る有名な噺になります。オープンソース業務アプリケーションも取り扱う企業が増えれば皆に利用され有名なオープンソースになります。

噺もオープンソースも、そのもの自体が自由に利用できる事で発展し、噺家さんの為にもオープンソース開発者の為にもなり、何より世の中の為にもなっているのだと実感しました。

また、落語+オープンソースのセミナーを開催していきたいと思います!!

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