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Lotus 1-2-3を知っていますか?

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もはやスプレッドシート(表計算ソフト)はExcelのみのような感じがする今、Lotus 1-2-3を知っている人はどれくらいいるでしょうか。
そう思ったのは、1-2-3の営業活動が6月11日で終了したとの記事を見て。オフィシャルリリースはこれでしょうか。

僕はスプレッドシートの元祖、VisiCalcは名前しか知らず、Microsoft Multiplanは少し使ったことがあり、1-2-3は独特の操作方法に違和感を覚えて使えず、まともに使っているのはExcelのみ。
Excelを当然のように思っていたところに、AppleのNumbersを使ったら、あまりの操作のしやすさに目から鱗。Excel (に限らずMicrosoft Office)はリボンとか変な所に力が入っていますが、スプレッドシートとしての操作の向上は止ったままと気づきました。
そういえば、ジャストシステムの三四郎もあったな、と確認すると、まだダウンロード販売はしているようです。以前は十進演算にこだわっていたようですが、今はどうでしょう。

それにしても、最初にスプレッドシートの概念を考え出した、Dan BricklinらVisiCalcの開発者たちは素晴らしい。今なら特許にしているところでしょうが、当時はソフトウェアを特許登録するのは困難な時期(DanのWebに説明がありました)であり、結果として業界は助かったと言うか、発展につながったと思います。

ただ、当初のアプリはスプレッドシートのみ。例えば、Multiplanの場合は、グラフは別ソフト(Multi-Chart)とは今では信じられませんが、それを当然にしたのが1-2-3。さらに引き継いだのがExcel。Excelを置き換えるソフトウェアは出てくるでしょうか。

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