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小さな会社のウェブマスターがパーソナルブランディングについてごにょります。

【なかなかいいと思った】セールスメールを個人名で送ってくる企業が増えている。

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企業の広報部門の担当者さんが個人名でプレスリリースを送ってくるのは何となく浸透しているようなのですが、営業部門からのセールスメールも個人名という企業が増えているような気がします。

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最近見たものでは、リード エグジビション ジャパンという展示会の会社さん、ヒューレット・パッカードの直販部門、エコノスというベンチャーさんなど。

差出人が、「担当者さんの名前(会社名)」という形になっているケースが多いですね。

まぁ、セールスのメールなんて、普通は歓迎されるものではありませんで、読みもせずに削除されるのがほとんどだと思うのですが、個人名で来ていると、不思議とそういう気にならず、個対個を感じます。

なぜかとりあえず開封して、最初の一行くらい読んでみる。

すると、先方も個人名で書いているという意識があるからか、わりとフレンドリーな書き出しで、もうちょっと読んでみたりします。

冒頭の簡単な挨拶に続いて、本題のサマリーとか目次が書いてあるパターンが多いのですが、最初は何も興味がなかったはずなのに、その中の気になるものだけでも見てみようかなとか、そんな気持ちになります。

見事に読まされてますね。(笑)

ブログ→ツイッター→フェイスブック→ピンタレストやインスタグラムという流れで、SNSがどんどん「カンタンに反応できるもの」になっているのに反して、メールってすべてが面倒です。

短いメールもありますが、たいていはそこそこの分量があります。書く方も手間です。でも、それが伝わるメディアでもあるなと。

文章を書くって、めちゃくちゃ個性が出る作業です。特にメールってなぜか、得意不得意の差も激しい。

会って話すと普通の人なんだけど、メールだとどうしても冷徹な雰囲気になってしまう人って、よくお見かけします。(問題は本人がそれに気づいていないケースが多いことなのですが。)

当然、そういう不得意な人がセールスメールの担当になったら、もうそれは会社にとって悲劇なわけで、そのあたりの人選および外部委託というのは、ものすごく気を遣うべきポイントですね。

ということで、「メールを軽やかに爽やかに書ける人からのメールなら、セールスでも全然読んじゃうよねー。」「むしろ好印象かも!」というお話でした。

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