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【ブックレビュー】『お店の売上を倍増したいならお金をかけずにアイデアで勝負する!』

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友人の小澤さんが初めて本を書かれたということで、一冊お送りいただきました。
ありがとうございます。

529591_550892028289550_1979666911_n (下向いてますけど、胃薬飲んでますけど、イケメンです。写真:山田稔さんから拝借)

蛍光イエローの目立つ表紙で、すでにあちこちの書店さんで目にされた方も多いと思いますが、紀伊國屋新宿南口店の週間ランキングで今週は総合一位になっており、実際によく売れているようです。

あ、この際はっきり申し上げますが、友達の本だからといって気持ち悪いくらい褒めまくるのはわたくしのキャラではありませんので、いつものように淡々とレビューさせていただきます。

この本、どんな本かと言えば、専門家が8人(小澤さんはそのうちのひとり)集まって、100個の販促アイデアを、1つにつき見開き2ページずつ書かれたものです。
これから販促を考えていく人にとっては、「広い販促の世界への入り口」そして、現在進行形で販促に取り組んでいる人にとっては、「現状と未来へのチェックシート」という感じでしょうか。

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これ一冊だけあれば販促は万全!という本では決してありません。(よほど勘のいい人は、これだけでどんどん進んでいくのだと思いますが。)
やはり1トピックス2ページでは絶対的に足りませんから、これだと思うアイデアについては、1項目につき一冊、もっと詳しい本を買って勉強するくらいの気持ちで読まれるといいと思います。

その100のウエポンとは、以下になります。ちょっとご覧ください。

販促ウエポン100
NO.1:価格の活用
NO.2:ネーミング(社名、商品名)
NO.3:パッケージング
NO.4:ロゴマーク
NO.5:店舗の内装
NO.6:営業日や営業時間を変える
NO.7:商品陳列
NO.8:チェックリスト
NO.9:問題の出題
NO.10:推薦状(有名人や著名人)
NO.11:アンケート・お客様の声
NO.12:条件付き特典
NO.13:商品サンプルの配布
NO.14:レンタルサービス(貸し出し)
NO.15:セレクト特典
NO.16:注文方法の多様化
NO.17:支払い・決済方法の多様化
NO.18:地域密着活動
NO.19:社会貢献活動
NO.20:誕生日・記念日
NO.21:業界人の活用
NO.22:ゲームの活用
NO.23:ご用聞き発想
NO.24:プレスリリース
NO.25:思い出してもらう
NO.26:年間パスポート
NO.27:時間を短縮する
NO.28:時間をかける
NO.29:顔や姿を掲載する
NO.30:カウンセリング(希望を聞き出す)
NO.31:アイドリングタイムの活用
NO.32:約束を守るメッセージ
NO.33:期待以上の驚きのサービス
NO.34:えこひいきなサービス
NO.35:ターゲットの絞り込み
NO.36:顔を覚える(お客様を観察する)
NO.37:継続的な期待以上の体験
NO.38:笑顔と挨拶
NO.39:リサイクル
NO.40:カスタマイズ・サービス
NO.41:懸賞キャンペーン
NO.42:待合室やトイレの活用
NO.43:託児所
NO.44:ペットを切り口に
NO.45:デモンストレーション(実演販売)
NO.46:お客様サポート・フォローアップ
NO.47:不要品の還元
NO.48:マイレージサービス
NO.49:保証期間の延長
NO.50:返金保証
NO.51:下取りサービス
NO.52:最低価格保証
NO.53:売り方のエンターテインメント化
NO.54:必需品を条件付きで提供
NO.55:セレクト型(選択肢)
NO.56:書類の書式やレイアウト
NO.57:メンバーシップ制度
NO.58:フィードバックシステム/クレーム対応
NO.59:紹介制度
NO.60:スクラッチ
NO.61:不良なお客様への対応
NO.62:肩書の活用
NO.63:専門家としての価値の提供
NO.64:ポイント制度
NO.65:第一印象の活用
NO.66:予約による特典
NO.67:五感の訴求
NO.68:ストーリーにして伝える
NO.69:飲食物提供の付加サービス
NO.70:日替わり、週替わり
NO.71:四季の活用
NO.72:スタッフの服装や名刺
NO.73:職場体験
NO.74:利便性の活用
NO.75:製品体験・モニター
NO.76:簡単な申し込み方法
NO.77:アウトレット販売
NO.78:イベントの開催
NO.79:コンテストの開催
NO.80:セット販売
NO.81:展示会・見本市
NO.82:セミナー・講演会・勉強会
NO.83:教室ビジネス
NO.84:広告提携・業務提携
NO.85:他店の商品でも喜んで
NO.86:富山の薬売り発想
NO.87:写真(フォトサービス)
NO.88:タイムサービス
NO.89:無料診断・無料相談
NO.90:無料クリーニング
NO.91:マスコミ掲載の二次活用
NO.92:生産者・産地の表示
NO.93:業界の歴史の明示
NO.94:賞状・証明書
NO.95:統計データの活用
NO.96:プレミアム手法(おまけ)
NO.97:アップグレード
NO.98:手直し・修理サービス
NO.99:クーポン
NO.100:丁寧に謝罪する

うち(つばめや)の場合ですと、30個くらいがすでに何らかの形で実践しているもの、20個ほどが「やってみたいと思いながらできてないもの」、そして約20個が「可能ならこれから取り組んでみたい!」と思ったもの、残りが業態的にあまりマッチしないものでした。

もちろんこの100個が販促施策の全てではありませんが、価格から始まって謝罪に対する考え方など、かなり広い領域を網羅されていますので、時々チェックするには非常に便利だと感じました。

そしてこれから販促の世界に飛び込まれる方には、ワクワクする100の扉です。できるものから、あまり深く考えずにどんどん開けていただければと思います。
失敗も多いと思いますが、その分次回の「失敗しない精度」は上がりますから、フットワーク軽くいきましょう!ノウハウコレクターでは一銭にもなりません。(って先輩面してスミマセン)

あとひとつ、この本のユニークなポイントがあります。
上の項目が100枚のカードとして巻末の付録になっているのです。

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これ、みんなでブレストする時のお題にしてもいいし、ひとりで振り返るときに「これとこれ組み合わせたらどうなるかな?」とか考えてみたり、おもしろく使えそうです。
本の形になっているのと、カードの形になっているのでは、脳に与える印象って絶対に違いますからね。何かいつもと異なるアイデアがむくむくしてくるかもしれません。

でもって、本日7月23日までにアマゾンで購入された方には、このカードの使い方、実際のケーススタディ解説などを収めたウェブ配信動画などなどが見られる特典がつくそうで、ご興味ある方はすぐに申し込みサイトのほうへ飛んでいただければと思います。

>>販促ウェポン100・アマゾンキャンペーンサイト

うーん、このアイデア100というコンセプトから、ひとつ本、というかノート?のアイデアを思いついてしまった!出版社さんにお話すべきか、ノートとして自分で作っちゃうか。どうしよう。

お店の売上を倍増したいならお金をかけずにアイデアで勝負する! ―販促ウエポン100

販促ウエポン推進委員会 商業界 2014-06-28
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