新しく入社する社員のノートPCを調達するにあたって、「キーボードのレイアウトは日本仕様、米国仕様、どちらがよろしいでしょうか?」と尋ねるメールを送っているのを見て。私が検証用のノートPCを調達するにあたって「USでしょJK」と米国仕様キーボード指定のノートPCを適当に注文しておいたら、届いてから実際に検証をする社員に冗談交じりに「嫌がらせですか?w」と言われて。
なんだかややこしいことになっているなあ(笑)と今更ながら感じた。少し前までは、米国仕様キーボードは、一般的な選択肢としてメーカーから提供されていなかったように思う。
米国仕様のキーボード(101とか104とかいわれるもの)と、日本仕様のキーボード(106と109とかいわれるもの)は、アルファベットの配置こそ同じものの、記号の配列が微妙に違う。
日本HPが先日日本でも発売することを発表した小型ノートPC「HP 2133 Mini-Note PC」は、思い切ったことに、米国仕様キーボードを搭載しており、日本仕様キーボードを搭載したモデルは発売されないようだ。「国内ユーザーの多くは,かな入力を使っていない。日本語キーボードのメリットが少ないため,操作性を重視して英語キーボードを選んだ」(菊地プロダクトマネージャ、ITProの記事より引用)のだという。
小さいとか安いとかはすでにASUS社のEee PCが実現しているが、国内市場において、大手ベンダーがUSキーボードしかないマシンを発売したのは、はじめてのケースではないだろうか。実に思い切った選択だと思う。
当然ながら米国で展開する製品を日本に展開するにあたっては、ソフトウェア・ハードウェアともに日本向けのローカライズを施す必要がある。ハードウェアのローカライズを不要としたことで、日本向け市場に製品を投入するタイムラグを短縮できる。特に現在、ASUS社を筆頭に各社の参入が相次ぎ、競争が激化しているミニノート市場においては、このタイムラグは馬鹿にならないと考えたのではないか。しかし、それを考えつくことと実行できることは別の問題だ。よくリスクを取る決断ができたと思う。日本HPの姿勢が市場にどう受け止められるのか、興味深い。
それにしても、106キーボードの規格が制定されたときには、まさかこのような形でキーボード配列が「参入障壁」になるとは考えつかなかったに違いない。
P.S. ちなみに私はというと、ちょっと使う分にはどっちでもかまわないので、どっちも使っているのだが、長い時間使うマシンに関しては断然米国仕様キーボード派だ。主に理由は主に以下の3つ。
一つ目。エンターキーの位置が近い(自分的にはこれが一番重要なのだが、あんまり言われていないような気がするので高らかに主張)。日本仕様キーボードと、米国仕様キーボードでは、右手ホームポジションの小指からエンターキーまでの距離がキー1つ分違う。
英語キーボード
参考:Wikipedia
jkl;’【ENTER】
日本語キーボード
参考:Wikipedia
jkl;:]【ENTER】
(実際に、右手人差し指を「J」の上に置いた状態でエンターキーを押そうとしてみてほしい。日本仕様キーボードでは、よほど右手が大きい人でなければ、右手を一旦宙に浮かせなければ押せないはずだ。米国仕様キーボードでは、ホームポジションから移動せずにエンターキーを入力することができる。
日本人ならよく行末に入力する「。」とか、プログラマーがよく行末に入力する「;」からエンターキーを押すことを考えると、どうかんがえても米国仕様キーボードの方が優れていると思う。)
二つ目。新しいOSとか技術を試したりするときや、キーボード無しで稼働しているサーバーにキーボードを突っ込んで作業したりするとき、キーボードが米国仕様決めうちになっていたり、いろいろな理由で英語仕様配列になっていることが時々ある。そうしたときにも動じずに済む。
三つ目。外観の問題。すっきりしていてかっこいい(仮名入力をしないため)。「:」と「;」や「’」と「”」が同じキー上に配置されていたり、カッコ類<([{}])>が全て隣り合わせに配置されていたりして、統一感がある。
(…そんなわけで、私個人としては米国仕様キーボードのノートPCが日本で気軽に買えるようになるのは大歓迎。)
Special
- PR -| taca | 2008/05/23 20:57 |
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> カッコ類<([{}])>が全て隣り合わせに配置されていたりして、統一感がある。 統一感というより、実際打ちやすいです。 私もUSキーボード仕様のままなのは大歓迎です。 | |
| 小椋 | 2008/05/26 11:57 |
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tacaさん、コメントありがとうございます。 AXキーボード懐かしいですね…秋葉原で中古品を見つけたら必ず買う!ぐらいの勢いでいた時期がありましたが、それでも1台しか持っていません。 | |

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