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オープンソース系パッケージソフトウェアベンダーの社長のブログ

テレアポ論

2007/11/29 社会

職業柄、電話による売り込みをよく受ける。私に取り次がれる前にシャットアウトされる電話は、どちらかというと少なくて、私が在席していれば、取り次がれる電話の方が多い。そんなことで、一日にすくなくとも1件、多いときは3〜5件程度受ける。だから年間少なくとも300本ぐらいは受けていると思う。

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最終的なアポイントにつながるのは年1件ぐらいで、電話のうち9割の平均通話時間は5〜10秒ぐらい、その他1分ぐらいではないかと思う。つまり、殆どの電話は、出た瞬間に切る決意をして、切っている。いちいち時間を取っていると、思考を中断されてしまうし、殆どの電話は残念ながら文字通り時間の無駄なので、なるべく早く切ることにしている。

それでも年間1500秒、25分も使っているのなら、誰かに全部任せてしまった方が良いのではないか、とも考えるのだが、電話の後「あいつ、こういう話し方すれば良いのに」と脳のクリエイティブな部分が刺激されたりする。将来当社がテレアポをする会社になったときに活かそうと考えたりする。そんな訳で何かと勉強になるので今のところ(「社長いますか」などの明らかなルールにあてはまるもの以外は)私が電話に出続けている。

切ったときには一切後悔していない。「もしかしたら役に立つアポイントだったかも」という迷いは一切無いのだ。そういう迷いがあるときには、上記の1割のように1分ぐらいは話を聞いている。

今朝も、何の話だか忘れたが3秒ぐらいで電話を切ったのだが、いったい自分は何を基準にしてこんなに短い時間の間に切るか切らないかを決定しているのだろうか。ふと不思議になった。

はじめは、内容なのではないかと思ったのだが、内容ではない。はじめの5秒ぐらいでは、相手の業種など、漠然とした内容しかわからない。

突き詰めて考えると、どうも話の内容ではなく、相手の話し方や、息継ぎのリズムで決定しているような気がする。

確実に即切るのが、やたらテンションの高い電話だ。「こんにちは!わたくし!株式会社○○の!△△!ともうします!!!(一瞬空く)本日は!×××のご案内で!お電話しました!」というような奴は、まず切ってしまう。元気さで押し切らないと売れないものを売っている可能性が高いと判断し、こんにちは!ぐらいで切ってしまう。本当に必要なものは、こちらがお願いしてでも買わなければいけないのだから、必要以上にテンションを高めて電話をかけてくるはずがない。

逆に、ボソボソ話す素人臭い電話の方が良い。それでもそもそも日本語がおかしかったりすると、これまた切るのだが、普通に取引のある方から電話がかかってくる程度のテンションでかかってくる電話は意外と少なく、こういうのだとつい、何かあるのではないかと思って聞いてしまう。だが、かける方の気持ちになって考えると、テンションを上げてないとやってられないというところなのだろう。

その他、「今少しお時間よろしいですか?」という電話も、切りやすい。何の電話かわからないのに、お時間よろしいわけ無いじゃん。

いろいろ考えてみたが、どうも他にも判断している材料があるような気がするので、考え続けていきたい。

…余談だが、過去数千本受けたと思われる電話売り込みの中で、一番楽しかったのは「社長!電話がつながって、ほんっとうに良かったです!コーヒーが!コーヒーが…!いま大変なんです!」(先物の勧誘)という電話。コーヒーのところは、たまにとうもろこしだったりに変わったりして、3〜4回はかかってきたと思う。金融先物取引法改正あたりから、こういう電話はかかって来なくなったが、切る方もネタにできるので時間の無駄ではないし、切られる方もここまで一生懸命やって切られればいやな気持ちにはならないだろう。少し寂しい気もする。

ogura

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コメント
きょこ@きょこ コーリング 2007/11/30 00:33

電話の声が鼻にかかってるプロっぽい感じのときはたいてい売り込みですよね。それから某新聞に記事が載ると必ずかけてくる会社が数社あり(人材紹介と翻訳とリード獲得支援ポータルサイトの会社各1社づつ)電話が来ると「あ、今日の某新聞見てみよう、きっと記事が出てる!」ということを以前勤務していた会社のときにやっていました。

小椋 2007/11/30 12:42

コメントありがとうございます>きょこさん
あと、某新聞の記事を見て…という導入の、広告企画の売り込み(芸能人が取材にいきますよ、とかのどちらかというと怪しいやつ)もよくありますよね。(新聞などの)まっとうなパブリシティを活用できてる企業にそういう広告を売り込むのは、戦略として正しいんだろうか?とかいつも思っちゃいます。

藤田@ATG 2007/12/01 01:45

ご無沙汰しております。(といっても、覚えていらっしゃらないかもしれないですが・・・笑)一橋時代の00年に小椋さんにインタビューさせて頂いたことをきっかけに、起業家の道を歩むこととなりました。今後とも、ちょくちょく覗かせてもらいます。

テレアポですが、確かに、ふつーのテンションの取引先風テレアポは効き目絶大ですね。私もついひっかかります(笑)

電話営業 の テレアポ コツ ! 2011/06/12 01:09

始めまして。
時々拝見させて頂いてます。
テレアポ上手くなるといいですね。

暑かったり寒かったりなので、
風邪ひかないようご自愛下さい。


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株式会社HDE代表取締役社長。歳、IT企業家年目、PC歴年。

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