Amazon、ワイヤレス機能つき電子書籍リーダー「Kindle」発売とのニュースがITmediaに出ていた。電子ブックについては、本当に、早く、良いものが欲しい、と個人的にずっと思ってきたし、一消費者としていろいろな実験をして、挫折してきただけに、これが良いものであってほしいという気持ちがとても強い。
実際に数えてみたことはないが、いまや、一般の人の一日において、紙から得る文字情報の文字数と、(主にインターネットや携帯電話由来の)液晶画面から得る文字情報の文字数とでは、後者の方がずっと多いのではないだろうか。21世紀に生まれた人間にとっては、紙でページを繰って文字を読むより、画面で文字を読むことの方がずっと自然に感じるに違いない(私は21世紀生まれではないが、そう感じる)。そう考えると、早晩、紙の書籍が電子書籍に置き換わるのはほぼ確実だろうと私は思っている。
英語の技術書などは、分厚くて運びづらいということもあって、ずいぶん前からPDFなどのebook形式で買うことの方が多くなっているのだが、それを読むデバイスが無いというのが自分としては本当に大きな不便である(ちなみに今はリナザウにqpdfを入れて読むのがメインだが、ページをめくるのに何秒かかかるし、検索はマシンパワー的にとてもできないので、ページを順繰りに読んでいくような方法にしか使えない。Palmではテキストしか読めない。ZERO3のようなスマートフォンでは液晶サイズが小さすぎる。iPod Touchには日本語が読めるPDFビューアが無いし、やはり液晶が小さい。)。Kindleや、Kindleによって刺激される電子書籍リーダー市場がその問題を過去形にしてくれることを熱烈に期待したい。
Kindleについてはまだ情報が少ないが、パッと見一番気になったのは、PDF書籍を読めるかどうかということ。前述した様に、洋物の技術書などはPDFで販売されることが多いし、自分が紙のドキュメントをスキャナ等でebook化する場合にも、やはりPDF形式が一番望ましい。
そう考えてみると、MP3プレーヤーが発売された頃に、「MP3形式が再生可能かどうか」によってSONYとAppleの命運が分かれたことを思い出す。「CD」と呼ばれるものを葬り去り、既得権益の構造を破壊してでも、音楽流通にイノベーションをもたらすことを覚悟して、あえてMP3形式も再生可能としたAppleと、既得権の保護を消費者の利便性よりも優先させたSONY。その結果どうなったのかはあきらかだ。Kindleの発売にあたって、Amazon.comは今「書籍」と呼ばれている、文字情報塊の流通のありかた自体に破壊的イノベーションをもたらす覚悟を持っているだろうか。Kindleの企画にあたって、AppleのiPod戦略(主に学んだのはITMSとiPodのスティッキーな関係のことだと思うが)が深く研究されたと言われているが、その点も学んでいてくれて、PDFやビットマップも見られるようになっていてくれると個人的には非常にうれしいなあ。
Special
- PR -| アキヒト | 2007/11/21 12:14 |
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小椋さん、こんにちは。 | |
| 小椋 | 2007/11/21 13:41 |
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アキヒトさん、情報ありがとうございます。 | |

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