オープンソース系パッケージソフトウェアベンダーの社長のブログ

スパムの分析

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 「最近、小椋さんブログ書いてないですね。たまには書きましょうよ。会社の製品の宣伝でもしてくださいよ。新製品とか…」と言われたので、少しだけ宣伝してみることにした。

 8月29日に発売する当社の新製品「HDE Anti-Spam 2 for Gateway」も、16種類もフィルターがあったりしてなかなかすごいのだが、「8月発売」で「スパム」といえば、世間的には本日8月10日新発売のフレッシュネスバーガーの「スパムバーガー」のことだろう。(関連ニュースはこちらとかこちらとか)

 「スパムメーカーの米ホーメル社が日本で唯一公認」とあるが、この人達はいったいどれだけ本気なのか?その本気度を調べるため、発売日当日にフレッシュネスバーガーに行ってみた。暑いけど、会社から近いし。

 私「スパムバーガーください」

 店員さん「バンが少し違うのはあるんですが、当店には置いていないんです」

 …私が行ったのは、よく見ると「フレッシュネスバーガー」ではなく、「フレッシュネスバーガーカフェ」というビミョーにおしゃれな違う店だった!(心の声:「cafe」の文字ちいせえよ!)

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 店員さんは丁寧にスパムサンドを薦めてくれたが、私が食べたいのは米ホーメル社が日本で唯一公認したスパムバーガーであって、サンドではない。左手をパーの形にして手のひらを向け、丁寧に固辞した上で「スパムバーガーが食べられるフレッシュネスを教えてください」と質問をして徒歩5分の距離にあるフレッシュネスバーガーの場所を教えてもらった。

 すると…びっくりである。店全体がホーメル社に変わってしまったかのような内装・外装。15メートルぐらい先から、「SPAMを売っている店である」ことが認識できるのではないかというほどである。

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 至る所にSPAMの4文字。店員さんが着ているTシャツまでピンクやら黄色やらの上にでかい「SPAM」の文字である。「お得な!」500円のスパムバーガーセットのチラシは、ところ狭しと店内に貼り付けられ、吊されている。

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 もう誰がどう見ても本気も本気である。意味不明な「SPAM FAN」スパムナンバープレートなども貼り付けられている。伊達に米ホーメル社が日本で唯一公認したわけではなさそうだ。スパムバーガーの味に対しても、否が応でも期待がふくらむ。

 ホーメル社長(そういう人が存在するのかどうかは未確認)が日本に来たときにも、きっと社長以下全員がSPAM Tシャツを着て、「WE-LOVE-SPAM」の姿勢を理解してもらったのだろう。私はジャンク/マクドナルドフリークであり、健康志向/フレッシュネスバーガーは敵でありアウェイであるが、完全に恐れ入った。

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 無理を言って店内に貼ってあるチラシを一枚頂いた上で、私の分と、スパムメール対策ソフトウェア「HDE Anti-Spam 2 for Gateway」の開発管理をしている人間のためにもう一つスパムバーガーをテイクアウト。会社に向かった。

 しかしこれだけでは、ただスパムバーガーを買っただけで終わってしまうし、他の開発者に食わせるものも買っていかなければ面白くない。そう思って、かねてから目をつけていたコンビニエンスストア「新鮮組」に立ち寄った。「新鮮組」もなぜかスパムに力を入れており、レジ横にはいつも「おにぎり スパム」「スパムおにぎり(沖縄風)」が積み上げられているのだ。食ったことは無かったが、食うなら今しかない。積み上げられているおにぎりを一気に大人買いして会社に持ち帰った。

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 早速、スパムメール対策ソフトウェア「HDE Anti-Spam 2 for Gateway」のゴールデンマスター作成に向け作業にいそしむ開発陣の陣中見舞いとして見舞い、皆で賞味した。(おにぎりは暖めなかったが、新鮮組のおにぎりスパムの暖め方については、こちらが詳しい)

 「おにぎり スパム」「スパムおにぎり(沖縄風)」(列挙が面倒なので以下おにぎりスパムと総称)は、形は違うが、基本的に味は一緒である。後でネットで調べたところでは、「おにぎり スパム」は「スパムむすび」などとも呼ばれ、ハワイでポピュラーらしい。「スパムおにぎり(沖縄風)」の(沖縄風)は、ハワイと比較して、という意味だろうか。

 食べ比べてみると、おにぎりスパムと、スパムバーガーには明確なコンセプトの違いがあることがわかった(そもそも違う食べ物だからあたりまえなのだが)。おにぎりスパムは、スパム本来の持つ強い塩味を活かした食べ物であり、ようするに塩辛い。人が「スパム」と聞いたときに予想する味そのものだ。

 一方スパムバーガーは、まったく塩辛くない。「スパム」と聞いたときに想像する塩味が全く無く、新しい境地を果敢に切り開こうとしている姿勢が見える。従来の「スパム」という概念に対し、強い決別の意を表しているようでさえある。

 「スパム」と「フレッシュネスバーガー」と聞いたときに、「スパム」の持つ不健康そうなイメージを健康志向のフレッシュネスバーガーがどうやって料理するのだろうかと興味を持ったのだが、なるほど健康そうな味である。まったく癖が無く、とてもおいしい。

 ただ一方で、何も言われなければスパムだと気づかれないようでもあり、その点期待するほど楽しい食べ物でもない気もした。迷惑メールソフトウェアの開発チームに差し入れるなら、どちらかというとおにぎりスパムの方がネタとしては面白かったかな、という感じである。

 あと、「ピンクグレープフルーツソーダ」が異様に旨かった。とりあえず一見・一食の価値はあるので、近くにフレッシュネスバーガーがある方は見に行ってみてはどうだろうか。特に迷惑メール処理に関わっている人は。

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 …そんなわけで、スパムメール対策ソフトウェア「HDE Anti-Spam 2 for Gateway」もどうぞよろしくお願いします!

Comment(6)

コメント

どうも、ごぶさたしてます。妹尾です。
超おもしろいっす!
フレッシュネスに縁の無さそうな大阪で記事を読んだもんで、思わず大阪にある店を探してしまいました!
(数点あるようで)
スパム・・・あらためて考えるともう10数年食べたことがないような気がするので、ちょっと食べてきますよ、絶対!

小椋

せのおさん、コメントありがとうございます。
スパムなんて意識しないと食いませんよね。
沖縄料理とかで出てくるぐらいで…
おにぎりスパムも是非!(新鮮組は大阪にはあるんだろうか…?)

スパムおにぎり(沖縄風)は沖縄のコンビニやスーパーで売っている形態のおにぎりという意味だと思います。
沖縄ではスパムを挟んだおにぎりが至る所で普通に売ってます。

小椋

sesokoさん、コメントありがとうございます。
沖縄では至る所で普通に売ってるんですか…カルチャーショックだ。
しかし、なぜそれを新鮮組があえて取り扱っているのか、これまた謎ですね。
本社は東京都中央区だし…

http://shinsengumihonbu.com/

お久しぶりです。僕もこの記事に釣られて食べてきました。
美味かったです。

小椋

haruyamaさんコメントありがとうございます。
美味しいですよね!
このエントリのための1回きりのネタのはずだったんですが、
なんとなく何回か食っちゃいました。

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