オルタナでエントリを書くと、トラックバックスパムがつくのは覚悟しているのだが、蹴球(このエントリにもトラックバックスパムが付かないようあえて漢字)関連のエントリを投稿したら1つのサイトから13個もトラックバックスパムがついていてびびった。
オルタナでは少し前までブロガーが手動で消さなければいけなかったトラックバックスパムが、最近は手動でやっているのか自動でやっているのか、定期的にサニタイズされて消えているので、放っておけば消えるかなと思って様子を見ているが、こんなにたくさん付くのはさすがに過去新記録なので、↓消える前に記念にキャプチャしておいた。
いずれは、迷惑メールの除去技術と同様にトラックバックスパムも自動的に除去されるのがあたりまえの時代になっていくのだろうが、メールと同様、人間によって判断基準が異なる微妙な分野なので、これらを除去するために、迷惑メール除去のようにブラックリスト、ヒューリスティックと、ベイジアン的な学習アルゴリズムを組み合わせてスコアリングするような手法が必要になってくるのだろう。
そういった「悪意」に対抗するためのコストは、残念ながら「善意」の人々が支払わざるを得ないわけで、便利な技術を利用することに対して社会的なコストがかかる時代になったのだな、といまさらながら再確認してしまった。
当社もかつて、インターネット普及の黎明期には、使いにくい技術をいかに使いやすくして世の中に届けていくべきか、ということばかり考えていたが、今は、それに加えて、どうしたら「悪意」に対抗するための手段を、最小のコストで提供することができるか、ということも考えて各種セキュリティソリューションを提供している。
セキュリティを取り扱う仕事をしていると、泥棒がいなければ錠前屋は儲からない、というような文脈で、「悪意」の存在に依存している構造を揶揄されることがあるし、自分たちもなんとなく後ろ暗い気分になることがある。
しかし、「悪意」に対抗するためのコストが大きくなりすぎれば、可能性を持った便利な技術も、廃れてしまうかもしれないのだ。企業や個人が応用するための、「安全な使い方」の発見を待っている技術もたくさんある。そうした技術の可能性を守るための不断の努力も、一つのテクノロジーの解放だと信じて日々頑張っている。


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