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怒涛の1ヶ月を過ごして

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エントリの期間が空いてしまった。

いや、まったく申し訳ない。

大学教員をしていると、この時期本当にダメなのである。自分自身の研究プロジェクトのとりまとめのみならず、学生の卒論・修論の締切や学会発表などが重なり、もうどうやっても時間が作れなかった。

大学教員は、教育・研究が本務であり、特にこの時期は、教育のまとめの時期と、研究のまとめの時期が重なってしまうのだ。もちろん、そんなことはわかっているので、事前にいろいろ準備をしているつもりなのだが、毎年この有様。こればっかりは、良い解決法が浮かばない。

本当に仕事がデキル人というのは、こういった厳しい時期でも、ちゃんとやるべきことが進められる人だと思うのだが、まだまだ修行が足りない私などは、すぐにオーバーフローして、寝不足となり、気力を失い、ブログを書く時間を失ってしまうのだ。

ああ、このネタ、ブログに書けるな、なんてことを何度か思ったのだが、実際に筆をとる(キーボードか。。)までには至らなかった。やはり、気力が不足していたのかと思う。

さて、なんとかこの1ヶ月を抜けたので、心を入れ替え(?)て頑張りたいと思う。

締切効果
ところで、こういった忙しい時期に思うのは(いいわけ?)「締切効果」というものだ。不思議な事に、それまで怠けていた学生も、卒論の締切が近づいてくると、急に火事場の馬鹿力を出し、それまでノンビリしか進まなかった研究も、急速に進歩していく。実は、この「変化」や「成長」が楽しいので、この1ヶ月は苦しいながらも、毎年続けてしまうのかもしれないとも思う。例えば、締切を2週間早くすれば、もっと楽になるのでは、と思ったりするのだが、そんなことをしてしまうと、この「締切効果」が出ないような気がするのだ。

卒論や修論の締切が迫り、学生が苦しい思いをすることは、実はとても大切な体験なのでは、とも思っており、特にこの「締切効果」を体験することが重要だと思う。また、同学年は同時に締切が来るので、みなで一緒に困難を乗り越える、といった環境も重要なのかもしれない。

何にせよ、毎年毎年来るにも関わらず、うまく載りきれない教員側に問題があるのかも、と思いながらも「これが大学だよな」と思うのだ。

社会人のみなさん、なんとなく懐かしくありません?ちなみに大学には社会人入学、なんて制度もありますので、博士号を取りたい、と思った方、ぜひ考えてみてはいかがでしょう。

と、いうわけで、久しぶりのエントリだし、あまり気負って書くと、また続かないのが予想できるので、今日は軽めに失礼させていただきます。

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