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サイボウズ Office が「いいね!」を3種類に分けた理由とは?

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サイボウズ Office 9 が出た時、クラウド版も含めて華々しいメジャーバージョンデビューを飾ったわけなんですが、実は内部的にはクラウド版の開発にリソースを割いたこともあって、積み残してしまったでっかい機能がいくつかあったのです。

時代の流れは、ソーシャル&クラウド&モバイルという感じで、この3つの要求が企業システムにおいても急速に高まってきたわけなんですが、15年近くも改良を積み重ねてきているそれなりに重厚なシステムのバージョンアップとなると、言い訳になっちゃいますが検証工数とかセキュリティチェックとか、従来の機能との整合性とか色々大変です。

昨年のリリース時には、下回りが段違いに大変なクラウド版がやっとだったのです。
が、月曜日にリリースしたサイボウズ Office 9.1 はマイナーアップ版ながら、メジャーアップ時に間に合わなかった積み残しをドーンと積みまして、大幅な機能アップになっています。

なんと改良したポイントは150ヶ所以上!

中でも私が押したいのは、ソーシャル要素とモバイルの強化!

ソーシャル要素の追加では、とうとう「いいね!」ボタンが付きました!
しかも、いいね!の内容が、「確認」「ポジティブ感情」「残念な感情」と3種類に表現できます。

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facebookがいいね!の内容を何種類も作らないのは、交流自体を目的としていて、ネガティブ感情の表現を少なくしたいのと「残念」連打で炎上するリスクを考えてなのかなと思います。(あくまで私の予想です)
「残念」には、「お気の毒様」という意味と「残念な意見」という意味の両方が含まれますから、「残念な意見」の方が独り歩きするとそれは困った事態も考えられるでしょう。

しかし、企業は価値の創造を協働作業で成し遂げる集団ですし、同じ釜の飯を食べる深い関係の仲間たちですから、「残念」爆弾の心配も極めて少ないですし、「見ました!」という確認も必要です。
「めっちゃ悔しいけど失注しました!」という書き込みに「いいね!」も変だし、コメントして慰めるつもりが、逆に鞭打ってしまうというリスクもこれで回避できます。

クラウド環境がデフォルトになりつつあり、モバイル端末での使用ももはや珍しくなくなった今では、キーボードの前に座ってグループウェアを見るという前提もなくなりつつあります。

外出先でも気軽に情報確認できるだけではなく、意識表示できる手段として、3種類のいいね!を使い倒して頂きたいなあと思います。

モバイル強化については、まだまだあるのですが、また次回に。


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