50歳を目前にして、自分のやりたいことをやろうとプロの作家を目指す無茶な男のブログ。"ダメ人間"を自認する筆者が、いわゆる"成功哲学"に対して感じるところの違和感を書いていきます。成功を目指す人はこれと逆をやれば成功するはずだし、目指さない人は今の自分でいいんだと安心する、そんなブログを目指しています。

あがり症を治すためのたった1つの習慣

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「一兎を追おうが二兎を追おうが、得る人は得るし、得ない人は得ない」ということわざを思いついて、得意になっている嚢袋堂主人です。

たいした意味はない。まあ、世の中そんなもんだろうと思う次第。

さて、サイレントセールストレーナーの渡瀬謙さんが新刊を贈ってくださった。

あがり症の方には福音書となる、かもしれない。

まあ、どんな実用書も実践しようと思う人以外にはまったく役に立たない。

 

● 「あがり症営業マン」がラクに売るための6つの習慣

 

新刊のタイトルは、『「あがり症営業マン」がラクに売るための6つの習慣』

渡瀬さん自身が、人見知り、口下手、あがり症というとても営業マンに向いているとは思えない性格なのに、リクルートでトップ営業だったという実績があるので、説得力がある。

独立してから必要十分な新規開拓してきたし、物書きになってからもひっきりなしに仕事が来る。リクルートの看板がなくてもやれる人だということも追記しておく。

彼自身、営業コンサルなので、営業マン向けに書いているが、あがり症を克服したい人は、最初の選択肢にしてほしい。理由は十数行先に書く。

書かれていることは、以下の6つの習慣であがり症が治るということだ。

  1. 万全の準備をする
  2. ミスや失敗を成功の原動力とする
  3. 相手と打ち解けるパターンを作る
  4. 平常心でプレゼンをするためのノウハウを意識する
  5. ツールを活用する
  6. 自分を認める

できるかぎり「習慣」っぽく見えるように、文言は僕が少し直している。

以上、ありきたりと思う人もいれば、もうちょっと詳しく知りたいと思う人もいるだろう。

僕の知る限り、あがり症の克服に関しては以上で網羅していると思う。別に調べたわけではないが、約50年の人生の中で、上以外のことを聞いたことはない。

※1つだけあった。掌に人という字を書いて飲み込めと母に教わった。これはまったく効かない。

ファースト・チョイスがこれだというのは、この網羅性にある。

 

● 全部やる必要はない

 

さて、読まれるべき本だと思い、このように書評を書いているわけだが、正直僕には違和感があった。

実は、僕自身あがり症だった。

数百人どころか5人ぐらいのプレゼンでも苦手だった。

準備が足りないからだと言われた。上手な人は最低でも10回リハーサルし、暗記するのだという。

僕はあがるのも嫌だったが、準備するのはもっと嫌だった。

スティーブ・ジョブズじゃあるまいし、自分のプレゼンで世界を変えてやろうという野心はなかった。そのぐらいの野心もなく、プレゼンの練習などするのは恥ずかしいというのが僕の考えだ。

人前でみっともないプレゼンをしてでも、自分の美学は貫きたいのである。

というのは言い過ぎで、実はやったことがある、万全の準備を。

これが余計にあがる。せっかく覚えたことは全部言い尽くしたい。そう思った瞬間、あがってしまって、言葉が出てこなくなった。

それ以来、万全の準備はやめた。

事前に相手と打ち解けておくとあがらない、というので試していた時期もあった。これは実際に効く。ただ、いつもそれができるとは限らない。できないときはあがってしまう。そのうち面倒なのでやめてしまった。

などなど、書かれていることはだいたいやってみたのだが、あがり症は治らなかった。

でも今では、人前で話していても、緊張はするがあがらない。

僕は、一つのことしかやっていないが、これが効いている。

 

● いいところを見せようと思わない

 

みっともないところを見せたくないからあがるという人も、人にいいところを見せようとするとあがるという人も根は一緒だろう。

要は自分を何者かに見せたいだけだ。

それが悪いとは言わない。成功や進歩の原動力は案外そんなところにある。

そのために常に努力をする。それが成功者の条件なのだろう。イチローなんかがそういうタイプだ。

しかし、あがり症を克服するぐらい、成功者を目指さなくてもできる。

いや成功者を目指さないほうがいいぐらいだ。

実に簡単。いいところを見せようと思わなければ、あがらなくなる。みっともなくてもいいと思えばあがらなくなる。

では準備は必要ないか?

たとえば30分程度のプレゼンであれば、本当にイイタイコトは一つだろう。それだけは徹底的に確認する。これが僕の「万全の準備」だ。

本番ではそれとは関係ない脱線をしていないかだけチェックする。イイタイコトに集中する。

これだけでいいと思ったら、気がラクでしょう?絶対にあがらない。

ちなみに渡瀬さんの新刊でいえば、「6.自分を認める」がとても近い。たぶん渡瀬さんもこれが一番言いたかったのだろう。最後に持ってきているし。まあ、これだけでは一冊の本にならないからなあ。

今回の結論。成功を目指さなければあがらない

これでいいのだ!

だからオイラは成功しない。

 

 

 

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