50歳を目前にして、自分のやりたいことをやろうとプロの作家を目指す無茶な男のブログ。"ダメ人間"を自認する筆者が、いわゆる"成功哲学"に対して感じるところの違和感を書いていきます。成功を目指す人はこれと逆をやれば成功するはずだし、目指さない人は今の自分でいいんだと安心する、そんなブログを目指しています。

"失敗哲学"について書くことにした

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犬のうんこを拾う袋に大穴が空いていたのに、うんこがギリギリで手に付かず、運がいいのか悪いのか決めあぐねている嚢袋堂主人です。

仕事の話もボチボチ出てきて、たいへん感謝している毎日ではある。出版社も含む企業向けの仕事は食いつなぐ上でも大事にしていきたいと思っているが、もっと思い切ったこともしようよと勧められ、乗ることにした。

 

●1日3分僕のことを考えてくれている人のススメ

 

人望がないということで日々悩んでいる(悩むことか?)僕ではあるが、世の中には奇特な方がいて、ときどき僕のことを思い出してくれる人もいるようだ。

いや、それどころか1日3分もの時間を僕が何を書いたらいいか考えてくださるという偉大としか言いようのない方もいる。

本人の弁なので真偽のほどは分からない。本名を出そうかとも思ったが、変人と思われたら気の毒なので、S氏とイニシャルだけ明かしておく。

そのS氏主催のプチ新年会に先日出かけたところ、途中から忠告タイムとなった。

僕は基本的にアドバイスされるのは嫌いである。僕だけでなくアドバイスが好きな人もあまりいないだろう。

しかしながら、S氏は人徳なのかコンサルという仕事柄なのか、押しつけがましくない。そのうえ1日3分も考えてくれている(本人弁)ので、これは素直に聞かざるを得ない。

そのやりとりを再現する。酔っていたので、完璧な再現ではなく、脚色でいっぱいであることはお断りしておく。

S氏 「だいたい嚢袋堂さんの悪いところは、自分がよく分かっていないところなんだよ」

嚢袋堂 「まあ、自分のことってよく分からないものですけどね」

S氏 「うん。そうなんだけど、あんたは分からなすぎ。松下幸之助さんとかの書いたことを読んで、それはいいなんて書いてるでしょ?」

嚢袋堂 「いや、あれは、ちょっと、どんなネタでも書いてやるという意地みたいなもんで」

S氏 「あれにもいいときはあるんだよ。それはね・・・」

S氏は、成功者がこうすれば成功すると書いていることに対して、僕が「そうは言ってもねえ・・・」とぼやいたりすねたりしてるほうが面白いというのである。

 

● "失敗哲学"については引っかかっていた

 

話は少し戻る。

"失敗哲学"という言葉が浮かんだのは、昨年の11月のことだった。

ある画家の個展に行ったときのことだ。彼女の絵は誰でも共感できるすばらしいものなのだが、絵が売れないのは経済的理由から困る。そこで、マーケティングの絶対条件としてターゲットを明確にしている。

癒やしを求める経営者(自営業者含む)というのが彼女の絵のターゲットだ。それで、個展を経営者の交流会の場にしている。

なかなか面白い人が集まるのだが、そこで成功哲学の話になった。そのときになぜか"失敗哲学"のほうが面白いのではないかという着想を得た。

残念ならがなぜそう思ったのかは記憶にない。おそらく、僕自身が"成功哲学"というものに倦んでいただけのことだろうと思う。ただ、ずっと"失敗哲学"という言葉が心に引っかかっていた

S氏の話は、"失敗哲学"という言葉に具体性を与えてくれた――と僕は直感した。なので面白いと思った。

そこでもう少し突っ込んで聞いてみた。

 

● 人を責めてはいけない

 

「じゃあ、たとえば、成功本を批判したりすればいいの? たとえば『××な人の思考法』なんて書いてるおまえのほうが××じゃあ、とか」と僕。

「いや、それはダメ。人を責めてはいけない。そうじゃなくって、成功者はこんなことを言うけれど、自分はとてもできない。だから、俺は成功しない、っていうのがいいんだよ」

「なにそれ?」

「要するにダメ人間なのを全面的に出せばいいんだよ。それに共感してくれる人はたくさんいると思うんだけどなあ」

「え。そうすると、周囲にダメ人間が集まってきませんか? 僕は自分がダメ人間なのは認めるけど、ダメ人間は嫌いなんだよなあ・・・」と僕。なんだか贅沢なことを言っている気もする。

「そんなことはないよ。つげ義春とか、早川義夫とか好きでしょ? 彼らのファンはダメ人間ばかりじゃないでしょ?」

うーむ。ものすごい説得力である。

でも、せめて目指すならなぎら健壱にしたいと言ったところ、それはハードル高そうだけど、がんばれと言われた。 

☆☆☆

 

ということで、誠ブログの管理人さんにはこれから(この記事をアップした時点)お願いするのだが、具体的な目標ができたので、タイトルを「嚢袋堂の失敗哲学~だからオイラは成功しない」に改めることにしました。

成功哲学を信奉して実際に成功している人もいるので、成功哲学を否定するわけではない。

そうではなく「ダメ人間だって世の中に存在してもいいんだよ、だって俺だって生きてるもん」的な心温まるブログにしていこうかなと思っています。

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