もしも洞察力があったなら……。

第15回京都の会社が福利厚生とかでバーを作ったという話-Kyoto is the best place to work, and drink

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今日の話はもるとよくわからなくなってしまいますので、なるべくそのまま書きますね。

とある夜、十時を回って間もなく帰宅というときにiPhoneがメッセージを受信しました。懐かしい昔の同僚&友人からです。「都合ついたらおいでよ。」短いメッセージにリンクを添えて。

リンク先には、「会社でバーをオープンしました。社員と一緒ならどなたでもご利用いただけます。飲み放題一人二千円です。」と。

会社でバーをオープンするとはどういうことか。気になりすぎたのですぐにご返事をしました。

「明日行きます。」

翌日、みなで飲もうとお土産を買っていそいそと京都にお出かけしました。京都に行くのは人生で15回目くらいです。正確には覚えておりません。でもたぶんそれくらいです。

その友人と会うのは何年ぶりか。私はお酒によわいんだけれども、仕事の後毎日のように飲みに行ったっけ。最後に会ってからおそらく十年近く経っていると思う。お互いにもしかしたらさけていた時期があったのかもしれません。

駅まで迎えに来てくれた彼と懐かしさのあまり思わずじんわり来てしまいました。あいらしいほどに澄ました目をしていた友人はずいぶんと楽しそうでした。

で、その会社が作ったというバーに直行してみました。

どうやら四十年もの間祇園でお店をやっていたママさんが諸事情で廃業を決めたところ、そのお店の常連だった友人たちが「会社でお店を作るからそこで働かないか」と持ちかけたそうです。

そのお店は外看板を置かない閑静な地区にあって、ビールの上階にあるため一見さんが来る可能性は皆無とのこと。

しかし、それでも言うぉっかどうしようか迷いましたが、万が一ふらりと誰かが来たらどうするの?と水を向けたところ、「たまちゃん、京都ってのはね、一見さんお断りが文化だから、知らない人は断っていいんだよ。」と。なるほど、東京には会員制のお店などがたくさんありますが、あれはルールを作ってお店の方針として持つもの。こちら京都ではそもそもの文化なのでルールも説明もいらない、ということだそうです。

また、会社でお店を持つことのメリットは、営業関係による接待交際費を激減させることができたとか。世界にブランディングされている京都でおもてなしというといかにも高くつきそうですが、あえてその会社の自前にすることによってお客様を少ないコストでおもてなしをしています。止り木七本に六~八名のソファー席が一つ。オープン以来しょうちゅう社員とお客様が来るため毎日大賑わいの商売繁盛なのだとか。

お酒をすこちだけのつもりがものすごい勢いで飲みほした後に、同志社大学校舎を眼前に建つその会社の立派なシェアハウスに体験宿泊をさせていただきました。シャアハウスといえば初対面の人たちとわいわい夜長語り合うようなイメージもありますが、その日はそのようなことがなかったのでそれが唯一の心残りでした。

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