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もしも洞察力があったなら……。

オラクル・オープンワールド Day1

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第35回を迎えたオラクル・オープンワールドのDay1は日曜日。史上初めての日本企業によるキーノートで開幕をしました。その日本企業とは、今回、グローバルスポンサーを担った、富士通です。

*オラクル・オープンワールドの名称は1995年から。それ以前はユーザカンファレンスとして開催。

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富士通の豊木氏は2年ぶり2回目の登壇ですが、オープニングともいえる立場で登場したのは今回が初めて。

講演の内容は、3.11の災害に対する各国の支援に対する感謝の言葉に始まり、ICTがいかに社会に貢献するかというメッセージを、農業や医療と言う、人間の生活に欠かせないインフラ視点から届けていました。周囲にいた諸外国人がしきりにうなずき、聞き入る様子は、ちょっと感動的でした。ICTの大局的な活用が、IT産業に携わる人の存在意義に大きく働きかけたからかもしれません。

中盤以降は、新技術の紹介。ITの発展とは、効率の改善の歴史でもあります。ITがさらに良くなるためには、情報のI/Oを中心としたボトルネックの解消というテーマにすべからく取り組まなければなりません。

もともとオラクルのデータベースの開発思想は「情報マネジメントのボトルネックを解消する」というものでしたが、どうやら富士通が披露した新技術のテーマは、「コンピュータの効率化とボトルネックの解消」。そんな受け止め方をしました。オラクルと親和性が高い発想なのが印象的でした。

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この講演の後、こんな記事が出ていました。

富士通、オラクルと次期UNIXサーバ用チップ開発

Oracleと富士通がタッグ、DB処理アシスト機構をCPUに組み込む次世代サーバ「Athena」開発

ところで、オラクル・オープンワールドをインフォグラフィクスで視覚的に説明した画像があるので貼り付けておきます。
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