夏目房之介の「で?」

シリーズ昔のバリ①91年のウブド

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シリーズ昔のバリ①91年のウブド。最初が、最近まであったホテル「デウィスリ」。まだ40歳ちょっとなので若い! バリに通うようになって初めての「定宿」だった。今は原宿化したハヌマン通りからモンキーフォレストへの三差路の先あたりだが、周りは何もない水田だった。夜は大量の蛍が見られた。二階立てのコテージからは水田が見渡せて、昼は鹿追のカロコロいう音、夜はトッケやカエルの鳴き声で満ちる極楽だった。
当時のウブド中心地(王宮近辺)から離れた辺鄙な場所で、さらにハヌマン通りをいくと、まだレストランだけだった「ウブドラヤ」があった(白い車の停まっているところ)。のちにコテージが背後にできて、長く定宿にすることになった。車も少なく、自転車を借りて村を走り回るだけでいくらでも滞在できた。
そのあとには当時の王宮前市場。夜には屋台村が出現し、そこで食事したりするのが超楽しかった(できれば一週間くらい滞在して、体がバリの水に慣れてからいかないと危ないが)。当時はまだ意匠の面白い木彫類に感動して撮影している。

Comment(2)

コメント

Sari

こんにちは、1951年生まれのSariです。

私は1976年頃からのバリのことをブログに書いていたことがあり、
なつかしい画像いっぱいで嬉しいです。
ウブドにはホテルが1~2軒、夜は暗闇という時代に数回しか行っていませんでしたが91年もまだまだ素朴だったんですね。
❹以降の続くのでしょうか、楽しみにしています。

Sariさん 76年はすごいですねー。僕は初めてが83年でした。毎年のように行くようになるのは80年代末ですが、まだまだ「素朴」でしたねー。それだけに消費文化の先端と農村生活の亀裂が目に見えました。ウブドにはヒッピーくずれや、現地で舞踊を習う若い人が民泊したりしてましたが、面白い連中が多くて、今では想像もつかない感じでしたね。夕方には魔物が出るといってすべての照明を消す習慣もまだ生きていて(そう、古代日本の逢魔が時です!)、手でつかめそうな濃い闇でした。今はもうあの習慣もないですねー。

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