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夏目房之介の「で?」

秋の落ち込み

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 昨日、自主練習会で、この夏のハードな練習をまとめて練習。しんどかったけど、充実した。でも、体の充実感というか、エネルギーの減退みたいな感じがあって、どうもうまくない。、、、、という話を仲間としていて「少し前から急に気温が落ちて、ガクッときたなあ」といったら、「夏目さん、それですよ」といわれた。

 そういえば、まだ暑さの残る頃、李先生が「秋になると外に伸びようとする夏までの体から、急に縮もうとするので、空虚な、力のない感じになるのだ。そういうときは、夏にはぐくんだスジを使って、そのまま練習するのだ」というような意味のことをおっしゃっていたのを思い出した。

  あー、これがそれか、と思った。秋になると、だいたい「落ちる」のがふつうで、僕は若いころからその年間周期に自分で気づいていたけど、今年は急激な気温低下で、その晩はものすごくネガティブでアグレッシブな夢をみたりした。そういうのを自覚できると、それなりに楽にはなるのだが、練習のしかたで、恒常性を少しは維持できる気がする。ありがたい。ちなみに、翌日の夢はポジティブだった。

 この夏の下半身鍛錬はきつかったけど、その分充実感、力の感じも強かったので、その減退もはっきり感じたのかもしれないな。

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