オルタナティブ・ブログ > 夏目房之介の「で?」 >

夏目房之介の「で?」

馬鹿話2

»

これはうちの学生と話していて、論文の話が一通り終わったところで、その学生が言い出したのだが、どっかでマンガ論叢書みたいな企画はできないものか、と。で、その流れで、せっかくだから、僕の「手塚治虫はどこにいる」の流れで、「どこにいる作家論シリーズ」はどうだろうということになった。

「杉浦茂はどこにいる」(うちで杉浦茂の修士論文を書いたのがいて、内容的にはけっこう画期的で意味のあるものだったのだが、いかんせん文章力が今ひとつ。これを誰かに直してもらって出す)
「宮崎駿はどこにいる」(こないだ博士論文を「ナウシカ」について書いた人がいるので、それを書き直してもらう)
「水木しげるはどこにいる」(こないだマンガ雑誌を自分で出した学生に、まだちょっと早いが、そのうちに書かせる)
「梅図かずおはどこにいる」「諸星大二郎はどこにいる」(これはうちの三輪健太朗がそのうち書く)

こうやって考えると、将来うちの学生だけで、けっこうな作家論シリーズができそうな楽しい気分になってくるなあ(笑

Comment(0)