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夏目房之介の「で?」

バリ報告2014 その4

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この時期、バリは正月(ニュピ)前で、悪霊を誘い出して追い払う祭りを行う。そこで対象にされるのが、写真のような巨大なオゴオゴというはり型。昔は木、紙、竹で作って最後に燃やしたが、今はプラスティックで作り、かわりのシンボルを燃やすという。

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ティルタガンガのあと、次回に宿をさがそうと思っている山の奥の村を通ってウブドに帰り、現地の食堂(ワルン)でサテカンビン(山羊の串)を食べる。地元の味でおいしい。僕がバリでこういう現地のものを食べるのは体がバリ化した滞在3日目以降が多い。胃腸も現地になれるのに時間がかかる。

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いつもバリに行くと、書や絵を描くんですが、今回はなぜかまったくだめで、ようやくこんな絵しか描けなかった。ようやくリラックスはできたものの、創作に集中するだけのエネルギーがなかったみたい。バリでは東京のような情報の多様なインプットがなく、その処理機能もほぼ停止するので、アウトプットに向かうのかもしれないが、今回はリラックスするのに手一杯な感じだった。次回は、行く前にもっと体調管理をしっかりして、万全にして行きたいなと。

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