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夏目房之介の「で?」

卒業生の発表

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先週大学院入試終了。ようやく今期の大きな仕事はあらかた終わり、終わった途端、駅に向かう自分が、突然ゆっくり歩いていることに気づいた。これまで、どれほど気がせいていたか、せかせか歩いていたか、ということだ。というより、「もう早足で歩きたくないぜ、俺は」という気分。

そんな中、2月15日(土)、武蔵大での「ジェンダー&イメージ研究会」に参加してきた。わが身体表象専攻のマンガ・アニメ系の卒業生が、卒業から1年後、修士論文についての発表をしたからだ。少しアガっていたようだが、修論をさらに整理して発表してくれた。就職して1年、相当忙しいはずで、こうした発表をするのは大変なことだと思う。それだけに、担当教授としてとても嬉しかった。
内容は、以下。

1)「美形敵キャラクター」と女性アニメ視聴者
  -1970年代 テレビアニメ受容の転換期- 福嶋綾佳

2)「魔法少女」表象再考― 「魔法少女」のこれまでとこれから
   須川亜紀子(関西外国語大学)※『少女と魔法 ガールヒーローはいかに受容されたのか』という本を書いた方です。勉強になりました。

打ち上げにも誘っていただき、とても楽しく過ごさせていただきました。
その後、少し予想はしてたものの、ドドドドッとばかりに積み重なった疲れが身体から染み出してきて、今ひたすらに心身を休めて回復に努めているところ。

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