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OpenStack の推進力となっている OpenStack Foundation

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OpenStack の開発は特定の1企業が開発・推進しオープンソース化しているものではなく、OpenStack 開発・推進のために創られた組織である OpenStack Foundation によって進められている。

この OpenStack Foundation とは、OpenStack の開発、ディストリビューション、導入支援を推進する組織として、20112年9月19日に 1000万米ドルの資金調達を得て発足されたもので、現在は、約100か国、850以上の企業や団体、9500名以上が参加している大きな組織である。 法人だけでなく、個人会員となることも可能である。

https://www.openstack.org/foundation/

OpenStack Foundation の理事会は24名で構成され、理事会の議長はSUSE社の Alan Clerk 氏、 副議長はCiscoのルー・タッカー氏が務めている。 また、Technical Committee とよばれる種々の技術的な決定を行う委員会には開発者約550名が名を連ねており、 8つのプロジェクトにわかれて開発が推進されている。 日本人も50名以上が参加している。

また、日本における組織としては、日本OpenStackユーザー会 (略称:JOSUG)がある。 この JOSUG の設立は、なんとOpenStack Foundation の設立よりも早い2010年10月 である。

日本OpenStackユーザー会

JOSUGのコアメンバーの努力によって、2015年10月27日~30日のOpenStack Summit Tokyo の東京開催が実現している。 関係者のご尽力に感謝したい。

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