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Twitterの企業アカウント、眠っていませんか?

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先日、Twitter Japan株式会社で、「PRpros@Twitter」と題された小規模な会合が催されました。会合の主旨は、「みんなやってるから、とりあえずTwitterとFacebookをやっておくか」で始めてみたけれど、「どうしていいかわからないと思っている企業も多い」という現状を鑑みて、まずはPR業務に携わるプロフェッショナルを集めてTwitterの使い方を紹介するというものです。その中から気になった3つのTipsをまとめます。

Twitter

Twitter Japan会議室にて。Twitter社ロゴは現在、こちらのシンプルなロゴなので、以前のロゴ(Twitterの文字が入っている、鳥の頭に毛が生えている)を企業サイト等で使用している場合は、変更してほしいとのこと。

1. 基本だけれど大事なこと ~アカウント名、イメージの統一、トーン~

まずはアカウント名をどうするか。(1) 検索された時にひっかかりやすいか、(2) オフィシャルらしいアカウント名かを考慮して決めると良い。例えば、Twitter Japanの場合、以前は「@twj」というアカウントを使っていたが、上記のような理由に基づき、今年3月からは「@TwitterJP」というアカウント名を使っている。

次に、①アイコンや、②アイコンのバックグラウンド、③全体の背景も、ブランドのイメージにあわせて設定しておくと良い。例えば(こちらは上記セミナーで紹介された例ではありませんが)、スターバックスの公式アカウントの場合。①アイコンはおなじみのロゴ、②アイコンのバックグラウンドは布地っぽいニュアンスのある黒色、③全体のバックグラウンドはコーヒーを思わせるカラーと商品写真が使われていて、同社のFacebookページのイメージとも統一されています。

3つめに、そのアカウントにどのような個性を持たせるかを決める。企業によってトーンは様々。例えばやわらかめのトーンでつぶやく企業もあれば、公式っぽくプレスリリースの発表などをメインにしている企業アカウントもある。「どのようなトーンにすれば、フォロワーに興味を持たれるか」ということが重要。例えば、Bank of Americaの場合は、ニュースをつぶやくためのアカウントと、地域コミュニティ向けのアカウントを別に立てている。

2.  どんなコンテンツを発信するか? その1

フォロワーに、「フォローする価値がある」または、「他人に教えたい」と思われるようなコンテンツを発信することが重要。例えば、「普通は見えないものをみせる」など。この例として挙げられたのが、オバマ大統領が、自身のアカウントで家族とソファに座っている写真をシェアしたこと。普段見ることができないものであることに加え、「画像付き」の場合、リツイートされる率が高いとのこと。

3. どんなコンテンツを発信するか? その2

画像だけではなく、動画の投稿も効果的。TwitterがiPhone向けに提供している動画アプリ「Vine」の紹介もあり。特徴は、(1) 6秒のループ動画が作成できる、(2) 無料、(3) もちろんTwitterでの共有が簡単、ということ。特にこのアプリで作った動画の「手作り感」がアメリカで受けているそうです。

上記のようなこと、当たり前のようだけれども、再度自社(または自分)のアカウントを見直す際に有用なのでは?と思いました。

<参考リンク>

・Twitter Japan公式ブログでのVineに関する記事
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