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「使いやすく」「ハマる」技術とは! それは・・・

「Google」逆襲となるか!

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GoogleはWebサイトのページを繋げた。
そしてソーシャル・ネットワーク・サービスは人と人を繋げている。
次の時代は何がくるか?と言われている中、Googleは新たなステージで新風を吹き込もうとしている。


Android2.3

GoogleがAndroid2.3搭載の「Nexus S」を正式発表、米国で12/16から発売(ガジェットショット)


ハードウェアの開発をサムスンが担当。GoogleのAndroidチームから直接デザインアドバイスを受けて開発されたGoogleのスマートフォンデバイス。
スマートフォン用OSであるAndroidを開発したGoogle。その本家がサムスンと共同ではあるがデバイスを開発した。ここでその本気度が試されそうである。


タブレットに最適化されたAndroid

「次世代Android「Honeycomb」搭載タブレット、Google幹部が披露」(ITmediaNews)


Motorolaは7インチと10インチのAndroidタブレットに取り組んでおり、2011年前半に投入したいと語っている。そのOSにはGoogleの次世代Androidが搭載される予定。
どこまで、AppleのPadデバイス市場に組み込めるか。


Chrome OS

GoogleはPC用OS「Chrome OS」を搭載したCr-48 Chrome Notebookをテスト用として配布を開始した。
そして、この「Chrome OS」を搭載するノートPCの販売を2011年上半期から始めると発表した。
特徴は、
8時間駆動のバッテリー(スタンバイでは8日間)。
セットアップは1分未満で済み、10秒で起動してWebにアクセスでき、スタンバイからの復帰も一瞬。
3G通信モジュール(Verizonの3G回線に接続、月100Mバイトまで無料の2年間データプラン)。

Google、Chrome OSパイロット・プログラムを発表―12.1ノートCr-48をモニターに配布へ(TechCrunch)
すべてのChrome OSノートには携帯モデム内蔵―少量の無料データアクセスも(TechCrunch)
Google、Chrome OS搭載のテスト用ノートPCを配布(ITmedia)


Chrome Web Store

有料/ 無料のWebアプリ、Chrome用の拡張機能やテーマを配信するマーケットプレイス「Chrome Web Store」を米国ユーザー向けにオープンさせた。
Chrome Web Storeには、すでに500以上のWebアプリが登録されている。
Google、Webアプリストア「Chrome Web Store」をオープン(マイコミジャーナル)

アプリをインストールすると以下の画面のように、Chromeブラウザのアプリケーション欄にインストールされたアプリが表示される。Chromeブラウザからシームレスに使用できるのである。
Googlechromewebstore
例えば、この画像にあるAmazon Window Shopはウィンドウショッピング風に商品の一覧を眺めながら選べることができる。
Google books、NewYorkTimes、ツイッタークライアントのHootSuite。等々。。そしてゲームまで揃っている。

Chrome OS搭載のネットブックを起動するときは、Googleアカウントでログインする。
パソコンがGoogleサーバーと同期するため、Gmail等のアプリを使うときはログイン不要である。
そして、すべてのアクティビティがGoogleアカウントで統合されるので、他のマシンを使用する場合でも、それまでの環境が使えるという大変便利な使い方が可能である。


利用者の立場に立った「いつでもどこでも同じ環境で作業ができる」ことを基本に、それを実現するプラットフォームとしてクラウドを活用することを考えていった。Gmaiを代表とする各種サービスがそうである。
そしてブラウザ(Google Chrome)を開発し他のサービス同様に無料で公開している。そのブラウザもGoogle基盤となる検索サービス同様、スピード(起動時間、スムーズな動き)にこだわっている。とても快適である。
今、Googleはブラウザを軸としたOS(Chrome OS)開発に取り組んでいる。その流れも「いつでもどこでも同じ環境で作業ができる」が根底にあり、それに加えてGoogleのこだわる動きや起動時間の速さが備わっている。

これからのパソコンの将来像が見えてきた。
とてもスマートな未来が期待できそうである。

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