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ITとビジネスのおいしいところを考察 ~ ときどき開発業務改善ネタ

【半額のWindows 7、週末で完売 限定3万本 「予想を超える注文」】で思う、エンジニアの試練と醍醐味

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先日より、開始された先行予約が大変好評だそうです(by ITmedia の記事より)。
※ MS 社員としてのメッセージをこの投稿に載せたいわけではありませんので、その点をまずご了承ください

半額のWindows 7、週末で完売 限定3万本 「予想を超える注文」

単に、7,777円が面白かったのか、Windows 7 というネーミングが受けたのか、Windows 7 への漠然とした期待が大きいのか、Windows 7 RC を使ってみての評価なのかは、いろいろあると思います。が、期待されているのはいいことかなと。

Windows 7 うんぬんというよりは、IT の可能性がまだまだあるし、進化できるというところの原動力として新たなものの導入、活用があると思っているので。

個人的には、より早い段階から Windows 7 (Pre-Beta や Beta, そして RC と)を使い続けていますが、非常に使いやすくなっていると断言できると思っています。Windows XP や Vista から Windows 7 へ乗り換えるとまずはじめに、「慣れるのに時間がかかる」でしょう。これは、「使いにくくなっている」のではなく、「使いやすくするために改善」されているからなので、短い期間で直に慣れます。慣れると、おそらく、以前の OS (XP や Vista)には戻れなくなると思います。

私の過去を振り返っても、当時、Windows 2000 から Windows Vista (XP もそこそこ使っていましたが、メインは 2000 を使っていました)に移行したときも、はじめは「使いにくい」と思ったものです、でも一週間も使い続ければ、もう Vista から 2000 や XP へは、戻す理由が見つからなくなりました。

さてさて、Windows 7 への期待や、導入機運が高まってきているわけですが、エンジニアにとってはある意味試練になります。Windows 7 の機能や互換性などの情報を的確に収集しておく必要がありますし、「Windows 7 ではどうなの?」と(顧客や自社の営業や企画担当者、近所の人、・・・から)聞かれる機会も格段に増えてくるのではないでしょうか?

また、「Windows 7 を活かす」- 顧客のビジネス価値を高める、他社との差別化を行う、自社の業務や開発の生産性を向上させる といったある種の戦略を多角的考えていく必要がでてきます。これは、製品企画担当だけで考えるのではなく、エンジニアの力、経験が必ず必要になってくるはずです。

ある意味、Windows 7 にまつわるエトセトラで、エンジニアの技術力や経験が問われることに・・・なるかもしれないかな・・・と思ったりしますが、ビジネス、技術力、アイディア、エンジニアのキャリアといったところで、Windows 7 への準備をしていくといいのではないかと思う次第です(逆にこれらがエンジニアの武器になるならば、ぜひ積極的に取り入れてほしいものです)。

Windows 7 の勉強や情報収集を始めようとされているエンジニアのみなさんは、ぜひ

勉強会キット

なんてものもありますので、活用してください。社内勉強会などで、部門をまたがったレディネスに使ってもらえるといいかなと。

P.S.
Windows Server 2008 R2 も忘れないでくださいね。
やっとこさ、ITmedia の記事を紹介できた (●^ ^●)

長沢智治
http://twitter.com/tomohn

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