オルタナティブ・ブログ > 理系博士研究者の一人が考えるビジネスマインドと実践例 >

ポスドク問題についての前向きな提言、理系の観点からの社会全体についての気づきや意見、会社、社会、国に過度に依存しない生き方について綴ります。

会計士さんと一緒にディズニーランドへ行きたい方は?(ビジネストークで盛り上がれ!)

»

同じく誠ブロガーの眞山徳人さんも書評を書かれていますが、私も書いてみたいと思います。

会計士の秦美佐子さんの「ディズニー魔法の会計」 です。

お恥ずかしながら?私自身かなりのディズニー好きです。というのは不正確でディズニーランド・ディズニーシー好きというのが本当のところです。といいますのも、ディズニーのキャラクターはほとんど知りません。たぶん、ミッキーとミニーを入れて2,3匹くらいだと思います(笑)。
 私にとってのディズニーランドの魅力は、園内で色々なビジネストークが出来ることでしょうか? 例えば、リピーターを生む仕組みが一体いくつあるのかというくらい散りばめられていますし、客単価を考えて、一日の入場者数から、もし貸し切るとしたらいくら必要か? なんて、無意味な妄想をふくらましたり、とにかく、人生をより豊かに生きるためのヒントが満載なのがディズニーランドです。商売人の友人と色々なビジネス上の観点で話をしながら園内を回るというのを楽しみにしております。
 この本は、私のような人間にピッタリの本です。まさしく、会計士さんと共に園内を回って、「あーだこーだ」とクイズ形式でディズニーランドの魅力、仕組みについて教えてくれる一冊です。他にもディズニーランドにまつわる本を読んだことがありますが、最初から最後まで、行った気分になれる本は中々ないように思います。
 高校生の時に、地理の先生が「地学の先生と一緒に旅行に行くと面白い」と言われていたのを思い出しました。地学の先生ならではの観点で旅先の魅力について教えてもらえるからだそうです。おそらく、「ディズニーランド+○○の専門家」 という組み合わせで様々な見方があるものと思われます。私にはディズニーランドは微分積分の塊に見えますが(笑)。会計も広い意味では微積ですね。
 ということで、会計士とディズニーランドツアーに行ってみたい方は是非、手にとってほしい一冊です。更に、著者の方がいかにディズ二ー好きかについてもひしひしと伝わってきます。
 一つ私にはよくわからない点があります。スポンサー企業の存在です。本の中ではある一社についてスポンサーになる理由が書かれていましたが、他の企業はどういう理由でスポンサーになっているのかについてです。それを考えるのも楽しみの一つではないかと思われます。

Comment(2)