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ライフワークとしての学びを考えます。

声を低くすると背が高く見える

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映画『テルマエ・ロマエII』を観ました。

映画の中で、ラーメン屋さんが出てくるのですが、登場する店主のことを私は小柄な女性だと思って観ていました。
後から分かったのですが、実は白木みのるさんという男性俳優だというのです。

白木さんが出るだけで、その場の空気感が変わるほど。素晴らしく味のある性格俳優だと思いました。

白木さんはもともと身長が140cmで小柄な上、声が甲高いので余計に小さく見え、しかも男性なのに女性に見えてしまったのです。

俳優という職業なら別ですが、ビジネスにおいて、もし一流の風格や威厳を発揮したかったら、出来るだけ声は高くしないほうが得策です。

最近、強く感じたのが、ジャパネットたかた・高田社長の退任会見です。
記者会見でゆっくり低い声で話している姿を見たとき、テレビショッピングの早口で甲高い声で話しているときより身体が大きく見え、経営者としての人物の重みを感じました。

人は、低い声の人から威厳や威圧感を感じ、実際より人物が大きく見えてしまうものなのです。

プレゼンなど、人前に立つときは、身体が大きく見えたほうが威厳を感じますし、話に説得力が出てきます。

また、強い交渉力を発揮しようとするときは、いつもよりわざと低い声にして話すと有利に働きます。

もしどうしても甲高い声が直らなければ、下記のトレーニングをおすすめいたします。

★★ 低音トレーニング ★★
 
1、顎を下げて口を開け、舌先が下の歯にさわるようにします。これが基本のポジションです。
 
2、あばら骨の一番下の骨の下あたりに左手を当てる。
 
*ポイント:その場所には横隔膜があります。横隔膜を動かすのはインナーマッスルです。筋トレでも、筋力アップしたい筋肉を意識すると効果が高いですね。それと同じ理論です。インナーマッスルを意識できるように横隔膜に近い場所に手を当てます。
 
3、1のポジションを変えずに息を吸って、 「はあ~ぁ~」と高い声から低い声に向かって、物が落ちる効果音のように音をずり下げる。同時に右手を、手の平を上に向けて、頭の上から下に向けて声の高さにあわせて下げていく。同時に、お腹に当てている左手で低い声に向けてお腹をグーッと押していく。お腹は手に抵抗するように張り返してください。

*音をずり下げることで声帯のストレッチになり、低い声が出やすくなります。

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