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【年末スピーチ注意報】「あれしてください」の「あれ」って何ですか?

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年末ともなれば、人前でスピーチする機会も増えてきますね。

「それでは、一言ずつお願いします」

と、予告なく人前で話さなくてはならない場面もあると思います。
いきなりふられても、何を話して良いのかわからないものです。
本当は、普段から少しずつネタを仕込んでおけばいいのですが、なかなかそうもいきません。

アルコールも入って気持ち良くなっているときに、突然だと具体的な言葉が思いつかず「あれ」を連発する方が多くて気になります。


「あれして、あれ。」
「あれですよ、あれね。」

この「あれ」、話している方は具体的な映像が鮮明に浮かんでいるのでしょうけれども、周囲の人は何を話しているのかほとんど分かりません。
そして、「あれ」を言う人は、自覚なく何から何まで「あれ」を使います。

「あれすると、すごく良いんですよ。あれが良くなる。」

これでは何を言いたいのかまったく分かりません。

もし自覚があって「いやあ、最近物覚えが悪くなって・・」という台詞を言ってくださればこちらも安心しますが、自覚なく連発しすぎると、「自己中心的な話し方をする人だな」という印象がついてしまいますので注意が必要です。

もしどうしても言葉が思いつかない場合は下記のようにしてください。

・その話はまた別の機会にする

・別の言葉に置き換える
(例えば、「テニスの錦織さん」が思いつかなければ、「今年テニスで大活躍した彼のように・・・」と誰もが納得する言い方をする)

・その場の方に素直に聴く
(ただし「あれなんだっけ?」と聞かないように。なるべく具体的なイメージを提示してください。)

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