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ライフワークとしての学びを考えます。

どうしても言うことを聞かない困った人に言うことを聞いてもらうには

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「自分の意見をしっかり持っている」ということは素晴らしいことです。

どんなことにも不動心で対応することができる。

特に経営者になくてはならない素質です。

しかし、これには「人の言うことを聞かない」または「聞いても変えない」というもう一つの側面がある場合も見受けられます。

特に高齢の方は、今まで長い年月生きてこられた人生経験による自信から、考え方を変えられない方もいらっしゃいます。そこを無理矢理変えさせることは、その方の人生を否定することにもつながる可能性もあります。あまり大きな問題がないようであれば、若輩者はリスペクトしながら、波風立てず、静観するのが良いと思います。

助言されることに慣れていない方も多くいらっしゃいます。

プライベートのボイストレーニングのレッスンにいらっしゃり「私は人に意見されるのが苦手」とおっしゃる経営者の方も多いのです。
だから、人前で意見されるようなグループレッスンはいらっしゃらないのだそうです。

本当に人にアドバイスされるのが嫌な人は、どんなに道に迷っても人に道順を聞くことさえ嫌がります。

ただ、仕事で「どうしても変えてもらわなければ困る」という事態になったとき、言うことを聞いてくださらない方というのは、しんどいものです。

上司と部下の信頼関係もあると思いますが、それはすぐには変えられないなかなか難しい問題があります。

やり方は二つあります。

こういう方は、無理矢理言っても変わりません。
だから「この人だったら言うことを聞いてくれるであろう」と思われる人、その方が一目置いているような人に助言をお願いするのが一番です。

もう一つの方法は、自分の問題であると考え、提案力をつけることです。

以前の記事にも書きましたが、世界の歌姫、キャスリーン・バトルのわがままは、どこにいても、夜中に「ニューヨークのあのハンバーガーが食べたい」でした。来日したときアテンドした日本の音楽事務所のマネージャーは、「そのハンバーガーはとてもおいしいと思いますが、これは日本でとても有名なモスバーガーのテリヤキバーガーというハンバーガーです。だまされたと思って食べてみてください。とてもおいしいですよ」と言ってテリヤキバーガーをバトルの前に差し出して、大成功しました。


私などは、小さい頃から、レッスンで人からアドバイスいただくことに慣れていますし、本来は教えてもらったほうが「楽」なのです。素直に人の言うことに耳を傾け、素晴らしい方にアドバイスいただくとで人生が変わってきたと思っています。


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