豚でも低い声はカッコイイ　アゴがポイントの低音ボイス発声方法

最近、声の低い人が人気ですね。
　
福山雅治さん、玉木宏さん、向井理さん、阿部寛さんなど、良い声だと思います。
　
女性では、竹内結子さんとか、松雪泰子さん、米倉涼子さんなども、好感が持てますね。
理想の女性上司ランキングでは、天海祐希さん、真矢みきさん、江角マキコさんらが不動のベスト3。
アイドルでも、以前は好感度を高めるために甲高い声で話している方が多かったのですが、現在は結構低い声で話している人が増えています。篠田麻里子さんや、大嶋優子さんも、話し声は低いですね。
　
なぜ低い声のほうが良いのか。
　
低い声は、聞いていて安心感と信頼感があるのです。
　
そして・・・・やっぱり「カッコイイ」。
　
宮崎駿監督の映画「紅の豚」を初めてみたときの衝撃は忘れられません。
　
主人公のポルコ・ロッソは豚なのです。
　
豚で、低音ボイスなのです。
　
見た目はお世辞にもカッコイイとは言い難いのに、あの低音ボイスを聞くとかっこよくみえる。クールな生き方も含めて宮崎監督の人物像の描き方も素晴らしいのですが、あの低音ボイスがなかったら、あそこまでかっこいいと思えたかどうかと感じます。
私は、「理想の男性は『紅の豚』だ」と言う女性を何人も知っています。
　
　
カッコイイかどうかは別として、もともと持っている声が低い声でなくとも、ビジネスにおいては、いつもより低い声にしたほうがふさわしい場合が多いと思います。
　
あのジャパネットたかたの高田社長も、リーダーとしての立場のときは落ち着いた声で話されています。ハイテンションの甲高い声はテレビ用の声だったのですね。
　
ビジネスの現場で、無理をして高い声にしている方まだまだが多い中、こういうときこそ、しっかりと通る低い声を使っている人の存在は際立っています。
仕事の出来る営業さんや、尊敬できる上司の方の声を思い浮かべると、意外と落ち着いた声の低い人が多いのではないかと思います。
　
それでは、本日は少し気をつけるだけで、響く低音ボイスが手に入るトレーニング方法をご紹介しましょう。
　
ただ低いだけではだめです。よく通り、響く低い声が必要です。そのためには、発声するときに声を増幅させなければなりません。
コンサートホールでは音が響きますね？口の中をコンサートホールのように考えます。発声するときに、口の中の空間をいつもより多めにとること。アゴを下げるのです。

★★低音ボイスのトレーニング方法★★
　
１、息を吸って口を閉じる
　
２、口を閉じたままアゴを下げる
　
３、アゴを下げたまま低い声で「ん～」とハミングする

・ヒント1：低い声は人それぞれですので、出来る低音で行う。それでも今までと全く違いますから自信を持って行ってください。。
　
・ヒント2：アゴを下げるだけでアゴを首側に引きすぎないこと。
　
・ヒント3：さらに響きをグレードアップしたい方は、鼻に筋肉を集めるつもりで顔をぎゅっとしかめてやってみると、ビーンとした響きが感じやすくなります。だんだん普通の顔でも出来るようになります。

アゴの関節をリラックスして開けられるようになってくると、普段しゃべるときにも、口の中の空間を維持しながら話せるようになります。ポイントはアゴです。