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チョーリアルでびっくり!!「ほしのあきクローン」

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 連休初日の26日、銀座にて面白い発表会があるから是非にと、ここのブロガーでもある関口さんから誘われ、のこのこと銀座まで出向いてきた。

 発表されたのは、「ほしのあきクローン」。で、写真の左がクローンで、右がオリジナルである。

 これは、携帯電話の写真なのであしからず。この「ほしのあきクローン」だが、ユーザーの操作にインタラクティブに反応して表情を変える、「クローン」による「触れるグラビア」ソフトである。これ、学習研究社から発売される写真集に同梱されるDVD-ROMソフトであり、Windowsのソフトウェアとして動く。たとえば、クローンの口元にタッチ(クリック)すると、クローンがほほえんだりとか、気になるところにタッチするとそこがズームアップされたりとか。。。

 技術的には、動画ではなくこれをモーフィングを用いて実現している。今回のDVD-ROMでは、およそ40〜50枚の写真をもとに構築されているとか。このサイバークローンに対する外部からの操作は、マウスによるクリックはもちろん、キーボード、音声、RSSなどにも対応できるらしい。利用環境としては、今回のグラビアソフトは Windows DirectXの環境が必要だが、オーサリングツールではFlashのデータも作れるので、Flashプレイヤーがあれば同様な操作ができるソフトも作れるらしい。ということで、LinuxやMac OSさらには携帯電話などでも利用可能だとのこと。そんなわけで、ほしのあきクローンのブログパーツなんかもあるとか。

 さて、このクローンの感想を訊かれたオリジナルの反応は「チョーリアルでびっくり!! これで、もっと身近に感じてもらえるかも」とのこと。とはいえ、写真の撮影はそれなりに苦労があるとか。同じ場所で動かずに表情を変えたりとかで、撮影中はできあがりがどうなるかまったく想像できなかったとのこと。

 既存の写真なんかでも、簡単に作れるこのインタラクティブなグラビアというのは、CMとかではすでにいくつか事例もあるらしい。写真から作れるので、昔のアイドルのクローンなんかも可能かも。グラビアだけでなく、いろいろと応用範囲は広そうな気もする。しかし、ごく普通のPCで、こんなにもリアルなモーフィングができちゃうんだなと、感心至極であったのだった。

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