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鳥のように高いところからの俯瞰はできませんが、ITのことをちょっと違った視線から

軽さが魅力

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 眞鍋かをりさんくらいネットを使いこなしている人でも、CAからソフトウェアを提供してもらうまでセキュリティ対策をしていなかった、という話に今日はちょっと驚いた。しかしながら、本日の発表会の席での会話をよく聞くと、もしかしたらウィルス対策はしていたけれどスパイウェア対策はしていなかったということなのかもしれない。であれば、そんなPCユーザーはまだまだ大勢いそうだ。

 普段使用している複数のPCで、私自身もリアルタイムなスパイウェア対策はほとんど施していない。定期的にチェックし駆除するというやり方が主流だ。知り合いのPCなどで、ときおりスパイウェアのチェックをすると、それこそ200を優に超えるものがヒットすることがある。ほとんどのものは、さほど心配する必要のないもののようだが。

 年末商戦に向けてというわけではないのだろうが、セキュリティ対策ソフトの発表が続いている。老舗シマンテック、新人のジャストシステム。CAも日本でのコンシューマ市場製品参入は昨年からとのことだから、まだまだルーキーということになる。そんなCAの特長は、従来製品から引き継ぐ「軽快さ」とのこと。自分にとっては、昨日のジャストシステムの「上級者狙い」もよかったが、軽さはさらに欲しい特長かもしれない。最近、起動がどんどん遅くなっている普段使いのノートPCに、これを入れてみようかと真剣に検討中。さいわいにして、本日の発表会で製品を提供していただいたことでもあるし。とはいえ、OSからすべて入れ直しでもしないかぎり、PCの起動は早くなりそうにはないのだが。

 軽さに加え重要なのが、既存のソフトになんら影響を与えないこと。これは、最近のものについては、昔ほど挙動不審だという話はあまり聞こえてこない気がする。

 CAもライセンスに関しては、サブスクライブ型であるとはっきり言っているので、ソースネクストの売り切り型のライセンス戦略とは一線を画すことになる。こちらも、消費者が価格よりも「軽さ」を選んでくれるかがポイントとなりそうだ。

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