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子育ては大変!?

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わたしの上の娘は20歳を超え、下の娘は高1、子育ても終盤、といった感じです。

一方、甥っ子に子供が生まれたり、昔の会社の社員に赤ちゃんが出来たり、最初の会社の同期の女の子がお婆ちゃんになったり、新たに子育てをスタートさせている人たちを見る機会が増えてます。
そういう人たちを見るたび、イクメン、なんて言葉がありますが、男性も積極的に育児に参加する時代になったなあ、と感じてます。
で、わたしもそうでしたが、多くの男性は、まず、書籍など情報収集から入るのではないでしょうか。
そして、○○しましょう、○○してはいけません、○○であるべき、という理想が形作られていきます。
でも、理想通りの子育てなんて出来る訳がありません。
上手くいかないと疲弊してしまったり、奥さんに負担をかけてしまったり、一生懸命やればやるほど、夫婦ともども理想と現実のギャップに押し潰されて、傷ついてしまう・・・。仕事が出来る人ほど、そんな風になりやすい、という話をよく耳にします。

先日、ラジオを聴いていると、書道家の武田双雲さんがゲストで、お話をされていました。
武田双雲さんは、NHK大河ドラマ『天地人』の題字を手掛けた人気書道家です。一昨年公開された『劇場版HUNTER×HUNTER -The LAST MISSION-』とのコラボ、「ハンター十ヶ条」手ぬぐいでも話題になりましたね。
情報系の大学を卒業されてサラリーマンを経てから、書道家に転身されたという経歴にも、ちょっと親近感を抱いてしまいます。
そんな武田双雲さん、書の作品集だけでなく、『ポジティブの教科書―自分も周りの人も幸運体質になる3つの基本と11の法則』(主婦の友社)、『上機嫌のすすめ (平凡社新書)』(平凡社)など、たくさんの本を出されています。

ラジオでは、最近、発売された『「子どもといること」がもっと楽しくなる 怒らない子育て』(主婦と生活社)が紹介されていました。

パーソナリティの女性が、この本を読んで、「目から鱗がボロボロ落ちた」、「気が楽になった」と感激していました。
そのときのお話で、特に印象に残った武田双雲さんの言葉があります。(うろ覚えですが)

子育ては、大変なんですよ。
いくら仕事が大変ったって、
いきなり、うんこ漏らして来る上司とかいないじゃないですか。
お店で突然寝っ転がって、だだこねる取引先とかいないじゃないですか。
夜中に鼻の穴に指を突っ込んでくるクレーマーとかもいないじゃないですか。

理不尽なことがたくさん起こる子育てに、仕事みたいに、常識やセオリーを持ち込もうとしても無理があるのかも知れませんね。
で、逆に考えると、仕事も、「いくら理不尽なことがあっても、こんなに酷くないよね」と思えれば、もっと気楽にできそうです。わたしも、若い頃、怖い(厳しい)と評判のお客さんから呼び出されたときなど、「いくら怖いといっても、殴られる訳じゃないし」と思いながら出かけて行ったりしました。

イクメン、せっかくの機会なので、子育ても仕事も、本のタイトルの通り、もっと、楽しんで欲しいな、と思ったのでした。

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