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なぜ、「おバカな写真」をネットに投稿する若者が後を絶たないのか

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ここのところ、飲食店で「おバカな写真」を撮ってツイッターに投稿し、解雇されたり、店舗が休業に追い込まれてしまうことが相次いでいます。

■2013年8月6日
関東や東海地方でステーキ店を展開する「ブロンコビリー」(本社・名古屋市)が、東京都足立区の足立梅島店で、18歳のアルバイトの男性店員2人が、冷凍庫の中に入った写真をツイッターに投稿していたと発表しました。、当該店舗はまだ休業中。アルバイト店員は既に解雇されたようです。

■2013年8月5日
「丸源ラーメン」を運営する物語コーポレーションが、丸源ラーメン門真店(大阪・門真市)の未成年の女性従業員が、店舗の冷凍庫内にある凍って固まったウインナソーセージをくわえた写真を撮影してインターネット上に掲載したとして、公式サイトに発表しました。
門真店の開封済みの食材すべてを破棄して冷凍庫を消毒し、終了まで店舗を休業。利用客に謝罪するとともに、店員2人は解雇処分となりました。

■2013年8月3日
ほっともっと豊川八幡店(愛知県)で、同店の男性アルバイト従業員が店舗内の冷蔵庫に入って撮影した写真をツイッターに投稿して騒動になり、従業員は、解雇となりました。

■2013年8月2日
バーガーキングで、男性アルバイト従業員が、床に置いたバンズ(ハンバーガー用のパン)の上に寝そべっている写真をツイッターに投稿、この従業員と店舗に「厳重な処分」を下したことを明らかにしました。

先月も、ローソンの高知鴨部店で従業員がアイスクリームケースの中に入った写真がWeb上に公開されていたと発表、アイスクリーム商品、アイスクリームケースは撤去、ローソンと加盟店とのFC契約は解約、休業に追い込まれています。

なぜ、このようなことが起こってしまうのでしょう?
しかも、なぜ、このように大事件になっているのに、「おバカな写真」をネットに投稿する若者が後を絶たないのでしょう。

この疑問点について、社会心理学者の先生が考察されている記事が、先日、Yahoo!ニュースに掲載されていました。


によると、

騒ぎを起こした悪ふざけ店員たちは、笑いを取ることを狙ったのでしょう。

とのこと。

彼らの行為は、もちろん悪いことです。でも、もしもインターネットがない時代に友人たちの中で行う悪ふざけであれば、少なくとも全国ニュースにはなりません。見つかってひどく叱られても、これほど多くの人に迷惑をかけることはなかったでしょう。

とありました。

確かに、若者の悪ふざけは、今に始まったことではありません。昔から、「おバカ」なことを面白がってやる連中はたくさんいます。
私自身も、学生時代、(バイト先ではやったことはありませんが、)飲んだ後など、仲間や先輩たちと、変なことをたくさんしました。
そう、仲間や先輩たちと、というところがポイントです。
騒ぎを起こしている店員たちも、仲間内で行っているつもりでやっているのではないか、と思うのです。

また、だからこそ、これだけの騒動になり、解雇されたり、店舗が休業に追い込まれていような問題になっていることに気がつかないのではないでしょうか。
自分たちは、仲間内だけのやり取りとしてしか使用していないので、そのような情報が入って来ないのでしょう。

学校でも、家庭でも、SNSなどネット上のコミュニケーションについて、十分な教育を受けていないので、勘違いしたまま使用している、ということではないでしょうか。
娘たちの周りの話しを聞いても、メールなどと変わりない、と思っているようです。

前述の記事にも、

ネットコミュニケーションは、とても開かれた場なのに、とても閉じられた場のような気がしてしまうのが特徴です。まるで、居酒屋で話しているような、トイレや給湯室でおしゃべりしているような感覚です。

とありました。

学校や家庭で十分でなければ、企業が教育するしかありません。
そこまで企業は面倒見切れない、というご意見もあるかと思いますが、万一事故が発生してしまったときの被害やその対応のためのコストを考えると、やらざるを得ない状況ではないかと思います。

今朝見たテレビのニュースでも、これらの一連の事件について取り上げられていて、その中で、ニューメディアリスク協会が、アルバイトも含めたすべての従業員にネットの利用方法について啓発を行うことや、店内の備品や防犯カメラの映像の管理を強化するよう注意喚起を始めていると伝えていました。

不祥事が起きてしまった企業では、いずれも、「すべての従業員に指導し、再発防止に努めていきたい」としています。
このような対応は後手後手になりがちですが、ネット上のコミュニケーションについて教育することは、事故を未然に防ぐため、リスクマネジメントの一環として、必要に迫られているように思います。
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