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小中学生とプログラミング

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最近、「10歳で基本情報技術者試験に合格した」とか、「RubyプログラミングコンテストU-15で、小学6年生が優勝した」など、IT関係での小学生の活躍がニュースになりました。
授業でプログラミングを取り入れているところも増えているようです。
そんな小学生の活躍や、小中学生向けのプログラミング授業の様子を伝える記事が、IT Proでまとめて紹介されていました。

■コンテスト優勝、資格取得---驚異の小学生プログラマたち(IT Pro 2012/12/07)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20121206/442622/

このブログでも、以前、「子どものICT教育-教えなくていいことと教えるべきこと(2012/07/23)」というエントリーで、

情報化が進んで、日常にコンピュータ、アプリケーションが浸透している社会では、パソコンやプログラミングについて、子どもの頃から学ぶ機会があるのは、むしろ、自然なことのように思います。

と書きましたが、今後も、こういう話は、もっと増えそうです。

でも、学校でプログラミングっていうと、どうして、すぐ、「IT人材としてどう育てるか」という話になるんですかね。

例えば、中学校の「技術」の授業では、ラジオの組み立てをやりますが、ラジオを作らせるのに、将来「機械組立工」としてどう育てるか、なんて考えないと思います。
それと同じで、「スーパープログラマー」を輩出するためでなく、普通の生徒に対して、ロジカルな考え方や発想力を伸ばすために、プログラミングを取り入れる、くらいの感じで、スマホのアプリ作りがあってもいいと思うのです。
ラジオより身近なスマホのアプリは、単純に教材としても魅力的ですよね。

また、街の学習塾で、「科学の楽しさ体験してもらう」ことを目的とした理科実験などのイベントをやっているところがありますが、それと同様に、パソコン教室で、プログラミングの楽しさを伝えるためのイベントがあってもいいはずです。

今年の6月に、わたしのところでも、MIT(マサチューセッツ工科大学)メディアラボの「App Inventor」というツールを利用して、「小学生でもできるAndroidアプリ開発講座」を開催しました。そのときは、最年少は高校生で、小中学生の参加はありませんでしたが、ここのところ、小中学生やその親御さんからお問い合わせをいくつか頂くようになりました。

と、いうことで、ここからは宣伝ですが、12月29日(土)に、第2回「小学生でもできるAndroidアプリ開発講座」を開催したいと思います。

小学生でもできるAndroidアプリ開発講座 - SVラーニング
http://svlearning.net/android.html

今回も「App Inventor」というツールを利用します。ブロックの形をした部品の機能をパズルのように組み合わせていってアプリを作るので、普通のJava言語による開発とは違いますが、もっと気軽に、プログラマで無い人でも、十分アプリ作りが楽しめます。
一般の方向けの講座ですが、こんどは、小中学生も参加してくれるといいな、と思っています。

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