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夏休みはいつ?

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学校の夏休みが終わって、しばらく経ちましたが、
「パパの会社の夏休みっていつなの?」
と、小学生の娘から聞かれました。
IT業界に入って今年で24回目の夏、決まった「夏休み」があったことはありません。
社員3000人以上の会社でも、十数名の会社でもそれは同じでした。

大抵、7月~9月の3ヶ月間のうち3日間取得できる、というもので、そのときのプロジェクトの状況や、自分のスケジュール、お客様の都合などを考えて取得します。
メーカ系の仕事をしているときは、
「お盆の1週間は工場が休みで、どうせ進められないから、その時期に一斉に休もう」
とか、サービス系のお客様の場合は、
「誰も対応する人がいなくなるのはマズイから順番に休もう」
という感じで、プロジェクトの仲間や上司、部下と相談しながら夏休みの日程を決めます。
9月にリリースを迎える場合など、
「無事リリースを迎えてから、ゆっくりその後に取ろう」と考えていたら、プロジェクトがうまく進まず、とうとう夏休みの期間を過ぎてしまった、なんてこともあります。

そういう場合は、上司が稟議などで申請して、夏休み期間の延長をお願いしたりします。
下手したら、11月に
「夏休みです」
なんていう人もいて、
「もう夏じゃないじゃん」
と突っ込まれたりします。
もっと、ひどい場合には、年末年始の休みも満足に取れない人もいて、3月になってようやくその人が休んだときには、
「○○さん、やっと正月休みだって」
「いや、違う、夏休みだよ」
なんて周囲で論争が起きることも。

おっと、こんな風に書くと、「IT業界って休みも取れない過酷な仕事」と思われてしまうかも知れませんね。
大抵は、しっかり夏の間に取れます。有給休暇をうまくくっつけて、ガバッと休んでしまう人もいます。
計画と、メリハリですね。
小学生の娘には、
「パパの夏休み少なーい」
と言われますが、中学、高校になって部活を始めると、よっぽど、そちらの方が休めません。
我が家には、高校生の娘もいますが、夏休みになっても、毎日学校に通ってましたからね。

当社BLUE BEANS では、「夏休み」というものがありません。「年末・年始の休み」もありません。その代わり、有給休暇とは別に、「E休暇」という特別休暇を設けています。入社初年度は10日間。以降、勤続年数に応じて増えていって最大で年20日間付与されます。
「E休暇」の「E」は、社長によると、「いい休暇」とか「Enjoy」とか「Energy充填」とか、いろんな意味を持っているそうです。わたしは、つい、国鉄が民営化されたときに付けられた愛称「E電」を思い出しましたが、それは全く関係ないそうです。

「E休暇」では、7月~9月に取得できなくても、期間の延長を申請する必要もなく、3月に休みを取ったとしても、夏休みなのか、正月休みなのか論争が起きる心配もありません。
あっ、でも、
「あいつ、こんどEnjoy休暇取るらしいぞ」
「えっ、違うよ、Energy充填休暇だろ」
なんていうことになる恐れはありますね。

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