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中小企業の開発者は会社で何をしているのか

提案のネタを考えて、ディスカッション

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最近何より難しいと感じているのが、提案のネタ仕込みです。
勉強熱心なお客さんには、付け焼き刃の提案なんて何の意味もなく、逆に不信感を与えてしまうことがあります。

以前、こんなことがありました。

ヒアリング、これなら当社で対応できそうだということで、資料を作りプレゼンテーションに伺いました。
そこでの反応はかなり寂しいというより厳しいもので、
「あなたの言っていることは、当たり前のことです。
 当然それくらい、私たちも考えています。
 提案というからには、私たちでは考えられないようなことを期待していた。
 正直これなら、どの開発会社に発注しても結果は変わらないとおもうので、貴社に出すメリットがない。」
というようなものでした。

「貴社に出すメリット」を感じてもらえるか、考えられないようなこと、というところが重要なわけですが、
これを一人で考えることは、私にとってはなかなか難しいことです。

多くの人で共通していることだとは思いますが、自分、自分たちの良いところを客観的にみることは容易ではありません。
自己満足ではいけませんからね。

また、「考えられないようなこと 」、要するに斬新なことを考えるのは、もっと難しいですね。

悩みながら書くので、資料作成の進捗は遅いし、とても苦しいです。

こんな時頼りになるのは、やはり仲間です。
今日は会議室ではなく、
あえて個室居酒屋で、資料を広げ、あーでもないこーでもないとディスカッションしてみました。

たまに脱線しつつも、そこから、
「あれ、それならこの提案にこういうのをいれたほうがいいのでは?」といった話しに広がり、
いくつか面白いアイディアが浮かんできました。

わいわいとディスカッションすると一人で 抱え込むのとは違いいいですね。

ただし、ここで勘違いしてはいけないのは・・・
最初からわいわいしていると、単なる宴会+ちょっとのアイディア披露になってしまうということです。
一通り資料にまとめられる程度には考えてから、というのがポイントだと思います。

 

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