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『コンテンツ・フューチャー』寸評①

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先日のエントリでご紹介した『コンテンツ・フューチャー』について、おそらく全ページをスキャンするような物好きな方が他にいらっしゃるという気もしませんでしたので、予告どおり自分で取り掛かっています。とりあえず、一人目の第2日本テレビ、土屋敏男氏の分について作業が終わりましたので、ご案内します。
→「コンテンツ・フューチャー」(作業中)
※すごく雑なレイアウトですが、ご容赦ください。自分とこの Web デザイナ使え、とか言われそうですが^_^;

本当なら、全部ちゃんと終わらせてからご案内しようと思っていたのですが、届いた書籍が意外にページ数が多いのですね^_^; やってみるとわかりますが、けっこう大変な作業です。ただ、スキャナ(+OCR)が思ったより使い物になるというのは新鮮な驚きでした。技術って進んでいるんですね^_^;

さて、肝心の本文ですが、私自身、土屋氏と草場氏の分しか読み終えていません。ただ、「コンテンツ・フューチャー」というには、ちょっと物足らない気がしています。対話集なので当然といえば当然なのですが、皆さん、ご自身の経験を色々語っていらっしゃるのですが、どちらの方も「未来像」を明確に示されているわけではないのですよね。そういう読み物が嫌いなわけではないですが、もう少し客観的な情報というかデータが欲しいところです。もっとも、あとがきには「コンテンツ論に正解はない」「未来を考えたくなる考えるきっかけに」とありますから、その意図は達成されているかもしれません。

また、脚注が物凄いです。あとがきに「印刷所に入稿するギリギリまで脚注を書き続けた」(津田氏)とあるのですが、そのことがよくわかります。情報の価値としては、脚注の方が上かもしれません。ただ、本文中に「*数字」が多くなりすぎて、レイアウトとしてはわずらわしい感じがします。脚注が先のページにずれてしまっていることも多いので、いっそ「用語集」のような形にして巻末にでもまとめられた方がよかった気もします。実のところ、これこそがテキスト化すべき情報とは思うのですが、未着手です(やるつもりはあります、一応^_^;)。

というわけで、次章以降については、また改めて。

ふぅ。

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