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ブロガーズ・ミーティング@IBM「IBMクラウドのすべて」と、Twitter

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昨日行われた日本IBMのクラウドのイベントに合わせて、ブロガーズ・ミーティングが行われました。

ブロガーの方々への昼の事前ブリーフィングの後、13:00からこちらにあるように午後半日の講演セッションが続きました。

IBM本社からは、クラウド事業責任者であるMike Hillが来日し講演しました。

Mikeは、この職に就く前はIBMのCIOとしてIBM社内ITインフラの変革を推進した経歴の持ち主です。IBMでは、このITインフラ変革でクラウド技術を培い、得られた経験を活かしてクラウド事業を通じてお客様に提供しています。

講演中は、『「クラウド・ビジネス」入門』を書かれた林さんがTwitterでリアルタイムに講演の様子を中継されていました。

かく言う私も、講演中に会場の様子をTwitterで中継していましたが、その途中で平野さんと、岩永さんもTwitter経由でお誘いし、ブロガー会議に参加頂くことになりました。

リアルタイム・ツールとしてのTwitterの威力を改めて認識した次第です。

 

18:00からのカクテルパーティで歓談の後、18:30から場所を移し、日本IBMのクラウド事業推進部長の三崎さんやソフトウェア事業クラウド・エバンジェリストの米持さん等も参加して、ブロガー会議を行いました。

当初の予定を超えて1時間半、かなり突っ込んだ議論を行いました。

■ITインフラを自社で持つ余裕がない中堅企業に対して、クラウドは長期的に考えてどのような役割を果たすべきか?

■システムインテグレーターの問題

■パブリッククラウドのセンターを日本国内に持つ必要性(日本IBMが7/30に発表したMCCSは、実は国内にセンターがあります)

■通信インフラ容量と信頼性に関する問題

多くのブロガーが参加して下さったおかげで、非常に建設的な議論が出来ました。

クラウド登場により、現在のITのコスト構造と商流は大きく変革する可能性があります。これにより、現在のIT業界の構造も大きく変わります。

逆説的な言い方になりますが、クラウドでより容易にCPUパワーが獲得できるようになると、ユーザーにとってのITの価値は、CPUパワー獲得から、自身の業務課題の解決に大きく加速してシフトしていきます。

ブロガー会議での議論を通じて、

(1)長期的に見て、現在はIT業界が大きく変革する数十年に一度のターニングポイントにさしかかっていること

(2)今後、高付加価値サービスと高付加価値ソフトウェアが重要な位置付けになってくること

が実感できました。

ところで、私はブロガー会議の司会をしていたため後で気がつきましたが、参加者は会議の最中もTwitterで中継していました。後で見て皆さんの感想がよく分かりました。ここでも、Twitterの新しい可能性を感じました。

 

20:00からは場所を移して、当イベント主催者の打上げに、ブロガー一同も合流し、懇親会を行いました。ここでもクラウドの将来について活発な議論を行いました。

ブロガーズ・ミーティングのよいところは、同じIT業界でも、立場を超えて、まるで学生時代からの仲間のようにつきあいを持てることです。

このようなご縁は大切にしたいと改めて思った一日でもありました。

ご参加頂いたブロガーの皆様、本当にありがとうございました。

 

ところで今回のブロガー会議では、Twitterの威力を思い知りました。

それまで2ヶ月間で合計45件だった私のTwitter投稿数は、この一日だけで30件増えました。

現在のTwitterには、ちょうど1990年代前半のパソコン通信、1990年代後半のWWW、あるいは数年前のブログといった、黎明期における新しいメディアだけが持っている独特の勢いと面白さを感じます。

これから活用していきたいと思います。

ちなみに、私のTwitterはこちらです。(写真は、被り物から真面目なものに変えました)

http://twitter.com/takahisanagai

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