オルタナティブ・ブログ > 永井経営塾 >

ビジネスの現場で実践できるマーケティングと経営戦略をお伝えしていきます。

瞳孔が開いてしまいました

»

1ヶ月前から目の前にゴミがちらつくのが気になり始めました。

これは飛蚊症と言って、多くの場合はそのまま放置しておいて大丈夫ですが、網膜裂孔や網膜剥離の可能性もあり、場合によっては失明することもあるそうです。

多分前からこの症状はあったのでしょうけれども、気になり始めると、常にとても気になってしまいます。

ということで、どうしても気になるので、会社の休みを取って家の近所の眼科で検査しました。結論から言えば、検査の結果、特に問題はないとのことで、一安心です。

ところで、眼科でどうやって検査するか、ご存知でしょうか?

眼底検査という方法でやります。目に外部から光を入れて、その光が網膜上でどうなっているかを外からルーペで隅々まで見る、という方法です。

このために強い光を当てるのですが、普通の状態だと瞳孔が小さくなるので、検査が難しくなります。

そこで、瞳孔を開く目薬を点眼し、15分後に瞳孔が完全に開いた状態になったところで検査をします。

「検査が終わって数時間は車の運転はしないで下さい」

と割と軽く言われたので、それほど大変なものではないと思っていました。

しかし病院から家までの徒歩15分の道のり、行きはよく晴れたすばらしい天気でとても気持ちよかったのですが、帰りはかなりつらかったですね。瞳孔が開いた状態で、しかも焦点を合わせる部分も麻痺しているためか、すごく眩しくてよく見えないのです。

途中、ちょっと危ないので、コンビニに立ち寄って、鏡で目を見たところ、瞳孔が虹彩(いわゆる目の黒目と言われる部分)の縁いっぱいまで広がっていました。

この虹彩は小さな筋肉で出来ていて、過度の光による目へのダメージを減らすため瞳孔を小さくしたり、暗い場所ではよく見えるように瞳孔を広げたりして、目に入る光の量を調節する機能を持っているそうです。

これが完全に開いている状態ということは、真っ暗闇を見る体勢で晴れた野外に出されている、ということです。

どんな感じに見えるか、というと、日陰の部分はやや明るめに、空や日向の部分は露出過多で真っ白にボヤけて見えます。目が健康な人は、虹彩が自動的に調節するので、なかなかこのように見えることはありません。

カメラでいうと、常に絞り開放で撮影していて、常に露出オーバー、ということですね。

Doukou1 このような状態、なかなか経験できないので、画像編集ソフトでイメージを作ってみました。

上の写真の状態が、下の写真のように見えます。(クリックすると大きくなります)

Doukou2 検査の帰りに本屋さんに立ち寄ろうと思っていたのですが、とても普通の状態ではないので、そのまま家に帰りました。

私の場合は、5時間で普通の状態に戻りました。

ということで、飛蚊症に該当する症状がある方は、念のため早めに眼科に行くことをオススメします。ただし、眼底検査をする場合は帰りが大変なので、くれぐれも車等では出かけないように....。できれば濃い目のサングラスを持っていきましょう。

Comment(6)