これからの時代を言葉でつむぐビジョナリ―ブロガー

気仙沼の若者が、熱い。

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継続する。


震災から1年以上が経過して、僕も社会人になりました。
学生のあいだ、東北の復興支援に関わり続けてきました。

社会人になって、時間も制約されてくる中で、どうやって東北に関わり続けることができるのか。これは自分にとって大きな問いでした。
とりあえず、現場からの視点で、今何が課題なのかわからない。今の自分に何ができるだろう?そこから始まりました。

大学生が、いない。

3月に気仙沼に行ったときに聞いた言葉が忘れられません。


「町には大学生がいない。すっぽりいないんです。」


どういうことだろう?
最初、その意味がうまく理解できませんでした。
東京では当たり前のように大学生が生活しています。大学の数も相当な数あります。
気仙沼では、町に大学がなく、就職するか、仙台や県外の大学に行くか。
気仙沼には10代、20代のパワーが足りない。
まちづくりの意思決定に若者の意見が反映されるのが困難な状況。
それは、今まさに復興を目指す気仙沼にとって、大きな課題となっています。
復興は10年、20年、それ以上の時間を要するものです。これからの気仙沼のまちづくりを考えるうえで、地元の若い世代の視点やエネルギーは必要不可欠です。

でも、全くないわけではありません。
3月に出会った気仙沼出身の高校生、大学生のものすごいパワーを感じました。
言葉にしがたいのですが、覇気というか、みなぎるエネルギーというか、それはもう強烈なものがありました。
東京の大学生にはない熱量を持った若者たちがいました。

これから県外の自分たちに何か力になれることはないか?
彼らはそもそもどんな想いで震災と向き合っているのだろう?

純粋に、知りたい。

そう思って、今回彼らとワークショップを企画しました。

ワークショップ。

5月5日(土)の朝、気仙沼の港近くのホテル望洋に、16人の学生が集まりました。 17才から24才。 気仙沼、東京、関西から、高校生と大学生が集まりました。 共通項は、「気仙沼のために、東北のために力になりたい」という熱い想い。 ワークショップで、その思いをかたちにしていきました。

ワークショップの手法としては、
二部構成で進めました。

①互いの想い、やりたい活動の内容を共有すること
ほとんどの人が初対面だったため、まずは自分が震災や、今後の復興について、どのような想いがあって、どのようなことをしたいのか、を話し合いました。

②具体的なアクションにまで落とし込むこと
今回のワークショップの肝でした。これまでもワークショップが開催されることは何度かありましたが、実現にまで落とし込む部分が課題としてあがっていました。今回は、前半出たアイデアのうち、「自分がやってみたい、できる」と思ったものを選んでもらい、集まったメンバーで話し合いを具体的に落とし込んでいくという流れをとりました。

これを4-5人グループに別れて、それぞれ1時間半ずつ、計約3時間のディスカッションと発表を行いました。

ある気仙沼出身の大学生(たくま)が面白い意見を出してくれました。
「同じ宮城県でも、震災や防災に対する思いが全然違う。
下手をしたら、同じ宮城でも、内陸部では、東京の人と変わらない感覚の同世代の人がいる。
でも、それじゃいけない。その意識の差を埋めて、一緒に復興について考えていきたい。
そのために、「伝書鳩プロジェクト」をしたい。
沿岸部の学生の思いを文字にのせて、内陸部の学生に届けたい。
それを読んだ上で、感想や思いをまた文字にして交換したい。」

これから、復興を目指そうとする中で、
たとえば、宮城県という単位でみても、復興に関心の高い学生は、そう多くはない。
そんな現状があるようです。
同じ宮城県の若者として、そこは足並みをそろえて進んでいきたいという思いが伝わってきました。

こういった意見は、やはり東京にいては気づきづらいと思います。
被災地の若者たちの意識の”底上げ”が今後必要になっているのかもしれません。

たとえばこんなアイデア。

ワークショップを通じて、たくさんの素晴らしいアイデアに出会いました。
どの意見にも、それぞれの熱い想いがこめられて、できれば全部やりたい!と思うほどでした。
その中でも、実現できそう、かつ、コンテンツとして魅力的なものをピックアップしてみました。

■マラソン大会で”人”と出会う
気仙沼にどうやって人を呼び込むのか、活気を生み出すことができるのか。そのためのきっかけづくりとして、毎年4月に気仙沼の大島で開催されている”つばきマラソン”というマラソン大会が挙がりました。宮城県内や東北からの参加者が中心となっているそうですが、これを県外から呼んで、パッケージ化されたプログラムにします。日中はマラソンを楽しみ、夕食は復興商店街で楽しみ、夜は現地の方と直接お話しできる場をつくる。現地の高校生・大学生や、”底上げ”という現地のNPO、ホテル望洋の社長さんなどと震災について話を聞く、など。マラソンというフランクな切り口から入って、最後は気仙沼の”ひと”の魅力に直接触れてもらえる。

他にも、東京での”復興商店街”の実現、気仙沼の大川での”さくら植樹”、気仙沼の高校生とのワークショップ、気仙沼の学生が東京などに来る”逆ツアー”。まだまだ挙げきれないくらいのアイデアが生まれました。

今、実現に向けて動き始めています。これからの気仙沼の若者の動きに注目あれ!

参加者の感想

最後に、参加者からの声をいくつか紹介させてください。熱い想いをもったやつらばかりです!気仙沼、バンザイ!

■ あいり:気仙沼出身(埼玉の大学生) 商店街プロジェクトも話を進めたいです!あれからまた考えてみたのですが、やっぱり最初は小規模でも、口コミで広まるみたいに、少しずつ気仙沼人の良さを知ってもらうところから始めたいと思いました。ぜひこれも実現まで持っていきたいです!
■ のぶ:気仙沼出身(東京の大学生) こういった活動に参加するのが初めてだったもので、各地から集まった色々な考えをもった人達と会って、話し合うことができたことが良かったです。 気仙沼の者でありながら今まで特に何もしてきていなかったので、いい刺激をうけました。とにかく行動しようと思いました。
■ うらがみ:一橋の後輩(学部生) 初めて会った人たちといきなりのワークショップでいろいろ不安はありましたが、(一番良かったことは)気仙沼の人たちの熱い思いが聞けたことと、結果として現実的な案の企画ができたことです。自分なりの気仙沼とのかかわり方が見えてきた気がしました。もしもう少し時間的に余裕があればみんなの思いを聞いてみたかったです。一橋逆ツアーとマラソンの企画は本気で実現させたいです!

最後におまけ

さくらの植樹もしました!


鹿折小学校の校門の横に植えましたd(・ω・`)



現地の方もたくさん来ました∩(`・ω・´)∩




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Comment(2)

コメント

Fanta

Its great Idea!

所長

>Fantaさん
ありがとうございます!

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