とてもマニアックな話を交えながら、雑多な話でお寛ぎください。

バンコクでのとある一日 その2 物が高いと感じた日

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 毎月バンコクに仕事で来ていて、ずっと今までバンコクは日本に比べて暮らしやすい国だ、と思ってきました。

 今でもその思いは変わらないのですが、この前初めて「バンコクも物が高くなったな」と感じました。

 理由は2つあります。

1.日本円とタイバーツの両替率が非常に悪くなったこと。
 これは、ある意味仕方がない部分です。今までの私の平均的感覚でいうと、1万円が3400バーツぐらいでしょうか。いつも円を3倍するとバーツになる、ぐらいの感覚でいましたが、現在は、1万円が2700バーツ(2015年3月6日現在)です。感覚として2割変換レートが悪い感じです。しかし、今まで、もっと悪いレートの時もありました。私が最も悪いレートを経験したのは、1万円で2500バーツほどの時です。これはかなりひどい状態でしたが、それでもそのときは物が高くなったとは感じませんでした。本当の理由はもうひとつの理由なのです。

2.実際の物の値段が急に上がった。
 実は、タイでは多くの人が屋台や露天での買い物を主にしています。今ではセブンイレブン(タイではもっぱらセブンの名称ですね。)での買い物も増えましたがそれでも主体は屋台や露天です。実はこの屋台や露天は、今まで値上げらしい値上げをしてきませんでした。仕入れの値段が上がっても、量を少し減らすとか、営業努力で対抗してきたのですが、それが限界に来たらしく一斉の値上げです。ここでの値上げというと実に30%ぐらいの値上げとなります。
 何故か、それは、屋台や露天では、1バーツ単位の勘定はめんどくさくて出来ないのが普通です。つまり最低5バーツ単位での値上げとなります。もともと10バーツだったカットフルーツは、15バーツまたは20バーツにと33%~50%の値上げとなります。お店としても、ここで上げて今までの分と取り戻そうと考えたのか、肉の串焼きは、10バーツから20バーツに(少し大きくなりましたが)、タイメシ(通常のぶっ掛けご飯)は、30バーツから50バーツになっております。
 これでは、今までの給料ではやってられませんから、求人不足という事も手伝って、転職による給料の高騰が続いているということになります。それにつれて、家賃も値上げ、農家としても高く買ってもらわねばならず、高く売ることになり、結果また物の値段が上がるという、だいぶ前の日本のようにインフレの軽い状態となっております。

 その結果として、タイ人の日本への観光が現在とても盛んです。今まで行きたいけどなかなか行けなかった国である日本に安く行って安く楽しんで安く物を買う機会が出来たのです。ビザが不要の点も含めて、今タイ国では日本ツアーブームのようです。

 今まで日本よりも日本食が安く食べられるめずらしい国として説明してきたタイ国ですが、現在は日本と同じぐらいか少し高いぐらいで日本食が食べられる国になってしまいました。
 このままいくと、賃金の高騰と為替レートの関係で、タイの輸出は激減することになり、日本などタイ国に生産を委託している国などは、もっと条件の良い国に移る可能性が高くなります。

 そうならないようにずっとタイ政府は、いろいろがんばって調整してきたのでしょうが、それが難しい状態になりそうです。しかし、今、日本が歩んできたような道を取るのは、早いと感じています。インフラが整っていませんし、まだまだ大学進学率が悪かったり、田舎と都市との賃金の価格差が大きすぎます。私としては、今後もタイ国が発展を続けるようにもう少し抑えた経済発展を目指した方が得策だと思います。 タイ国だけで自立して経済が回るにはまだまだ時間が掛かります。

 そのためにまだまだ外資の力がタイ国には必要なのです。政治というは、むずかしい舵取りですし、経済が良ければその弊害が指摘され、経済が悪ければ、何としても経済を良くしろ、と言われる大変難しい仕事だと思います。それでもあと10年20年ではなく100年200年発展し続けるための方策を採ることが求められていると思います。

 今日はここまで、またいつかお会いしましょう!

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