セールスジャパンの経営を始め、様々な事業活動に携わるマイク丹治が、日々仕事を通じて感じていることをつづります。国際舞台での活動も多いので、日本の政治・社会・産業の課題などについて、グローバルな視点から、コメントしていきたいと考えています。

見られているという意識を大事に!

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トランプ氏のマスコミ批判の言葉遣いなどが問題になっていて、大統領としての資質を問う声が出ているという。だが、だとすれば、それは我が国の政治家にも当てはまるのではないか?

典型的なのは、「誤解」と強弁した防衛大臣。どう考えても、誤解と呼べる余地は全くない。明らかに確信犯であり、その位政治と行政の役割や分担について、理解に乏しいということ。つまり資質というか、そもそも中学生でもわかる理念に関する知識すらお持ちではない、ということになる。

一方で、例の獣医学部の問題。一応文書の存在は認めたが、このような事態になったことを、文科省や獣医学会などの抵抗勢力の責任に転嫁し、逆に一か所ではなく複数箇所に認めることの必要性を従前より主張していたと指摘する。だが、ではそれに見合うニーズはあるのか、実際に複数認めて機能するのか、などについては大きな疑問があるらしい。

加えて、一部の大臣は複数個所という考え方自体を否定しており、そもそも閣内でも考え方の統一がされていない。つまりこれは何とか強弁するためだけの材料ということにしかならないのだ。

だが、それ以前によく考えてみていただきたいのは、ことの経緯や理由付けなどに関わらず、日本全国で1箇所しか認めないものが、総理総裁の親しい人間の組織に認められたら、必ず不思議に思う人は出るはずということだ。

だから、常識をわきまえている人は、仮に明らかに説明できる材料があったとしても、そのような疑念を惹起しないように、そういう選択はしないか、あるいは早期の段階から候補地比較などの情報を出来るだけ幅広く公開して、最終的な結論の公平性を担保しようとするのだ。

ところが、本件では、そのような工夫がされるどころか、逆に情報を伏して進めたようなきらいすらある。このあたりが、あまりに幼稚ではないのか、と申し上げたいのだ。

加えて、テレビでこの情報に接した若者たちがどう感じるかという点も、政府には考えていただきたい。要は、ことの真相は別にして、明らかに総理総裁の親しい人に有利な行政の選択が行われているように見えるわけであり、そのような理解に立つと、国のリーダーがズルをしているわけで、そんな国で一生懸命国のため、人のために働こうと思うだろうか?

このような思慮を欠いた行為が、結果として国民の人生観を益々暗いものにしているということ、その責任を本当に認識しているのか、私はまずはこの点を問いたい。あなたは国のリーダーであり、国民の模範となるべき存在であって、その行動が若者の人生に与える影響は相応にあるのだ、ということを是非理解いただきたいものだ。

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