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お客様や部下への接し方を、自分の大切な守るべき人(幼児や高齢者など)に置き換えて考えれば、サービスやリスク回避のためにできることは、まだまだあると思います。コンシェルジュ的発想で「おもてなし」を中心に、気づきを綴ります。

それは、社員が実際に使ってみたものですか?

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簡単!誰でも!即戦力! 『ミエール・デ・キール』のカタショです。

少し前に、通信販売でシャンプーとトリートメントを購入したら、
トラベル用の小分け容器が付いてきました。
ボトルにキャップが付いているタイプのものです。

たまたま宿泊の機会があったので、さっそく使ってみたところ、
「これは社員が実際に使ってみたのだろうか?」と疑問に思ってしまいました。

そのオマケの容器は、
シャンプー用もトリートメント用も、同じ素材・同じ形状で、
商品名のほか、それぞれを区別するために、
「シャンプー」「トリートメント」と印刷されていました。

bottle1.jpgbottle2.jpg詰め替えボトル2本と百円均一の平型詰め替え容器   詰め替えボトルのキャップの形状


詰め替えるときに気づけば良かったのですが・・・

いざ使う時になったら、
トリートメントが容器の中から出てこなかったのです。

液状のシャンプーは、問題なく使用できましたが、
トリートメントはクリーム状であり、
もともとは歯磨きのようなチューブ容器に入っています。
それを液体と同じ形状のボトルに入れたのでは、ちっとも出てこないわけです。
そのボトルは堅いものではなく、やわらかめではありますが、
側面を押しても出て来ませんでした。

そこで、仕方なくキャップを取り外して、指を突っ込んで掻き出そうとしたら、
私の太い指は、第二関節までしか入らず、指先にトリートメントが付くだけです。
振ってみたり、手のひらに叩き出したり、格闘する羽目に・・・
想像するだけで笑ってしまいそうな光景ですね。
トリートメントは、
クリーム用の平たい詰め替え容器の方が良かったのではないでしょうか。

テレビ番組で、商品開発のストーリーを観ることがあって、
何度も研究を重ね、時間を掛けて検討して、というイメージを持っているのですが、
こちらは、お客様に出すものを誰も確認しなかったのかな、と。

私は、この件を先方に伝えましたが、今もオマケの容器の形に変更はないようです。
こんな風に「お客様」は、その後もチェックしているのですよね。
大量に作るので、急には切り替えられないのでしょうけれど。

「たかが、オマケ程度で、そんなに目くじらを立てなくても」と、思われますか?

このボトルには、商品ブランド名が印刷してありました。
元の商品に添付するためにわざわざ用意されたものなのです。
そこには『自社の商品を詰め替えて便利に使って欲しい』という思いがあるはずです。
だからこそ、残念に思いました。

オマケを作るのにも経費が掛かります。
せっかく作ったものが、使ってもらえないのは哀しくないですか?

みなさん、オマケを含め自社の商品は、自信を持ってお勧めできますか? 
社員や家族で検証してみましたか?

 

 

簡単!誰でも!即戦力!
「ミエール・デ・キール」 

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