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ITが無いと生きていけないのに、アナログな日々

ワールドカップ観戦の数万の観客の足踏みによる電力発電がブラジルのスラムを救う?!

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今、ブラジルで開催中のサッカーのワールドカップ。白熱する試合と熱狂するファンの模様がテレビやネットのニュースから日々伝わってきます。

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華やかなな試合の一方で、開催反対のデモのニュースも取り上げられています。リオデジャネイロには、約140万の人々がスラム街に住み、その2/3は電気もままならない生活をしているそうです。

そんな中、フランスのカンヌで開催された広告・コミュニケーション関連のアワードやフェスティバル「カンヌライオンズ」でこの課題に対するアイデアが投稿されました。自由に学生からアイデアを募る新人発掘コンペティションで、IBMをテーマ(クライアントと想定)にした作品です。

IBM - Passion is Power from adam radi on Vimeo.


スタジアムで観戦する数万規模の観客が試合に熱狂し、足踏みやダンスをすると客席の下に敷かれたシートから発電し、街に電力を供給するというアイデアです。若い柔軟な発想とアイデアに感激してしまいました。そして、まさにSmarter Planetを掲げるIBMを理解してくれているということにありがたくなりました。

このアイデア、日本のスタジアムやコンサートホールでも活用できそうですよね。

<追記 6/24 20:31>
コメントいただきました。なんとすでに日本では実現されているそうです。ノエビアスタジアム神戸では、床発電システムが設置されており、サポーターが飛び跳ねると発電されるそうです。ハーフタイムに発電量が大型ビジョンに表示されるそうで、結果も楽しみながら確認できるのが素敵ですね。

サッカー場でエコ発電?ノエビアスタジアム神戸

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