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技術で勝って、商売で負けていませんか?

それぞれの働き方

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toyota.jpgのサムネイル画像以前も筆者の拙ブログでご紹介しましたが、
トヨタ自動車のオウンドメディアである「GlobalNewsroom」をご存知でしょうか?

当該サイトには、トヨタの役員全員の紹介として、一人一人の顔写真とそれぞれの生年月日から学歴、トヨタでの全キャリアがそれこそかなり詳しい情報として掲載されています。

筆者は定点観測として、このサイトを閲覧しては、役員にどんな人たちが登用されているのか、どのような経歴を持った人たちがこの日本最高峰の企業を役員として動かしているのか?について、興味深く眺めています。

1つの見方として、最年少のトヨタ役員は何歳なのか?についても興味の対象です。
なぜなら筆者と同じ昭和40年代生まれの人が、いつ初めて役員として登用されるのか、という見方です。

実は今回の春の新任役員への就任として、昭和40年生まれの人が最年少として登用されました。
村上秀一氏です。
まさに同氏の年齢は筆者の年齢にもだいぶ近づいてきており、いよいよこれからは毎年のように1〜2人ずつ筆者と同年代の人たちが順番にボードに入ってくるのだと感じました。

ただここまでの話で終わってしまうと、筆者も単なるマニアックな人間で終わってしまいます。
それよりも言いたかったのは、彼らがただ運の良さだけでここまで駆け上がってきた訳ではないということです。

同期の中にはここに名前を連ねている人たち以上に、もっと高学歴で優秀な人物が多くいたはずです。
でも彼らは自分自身の持っている総合力で、日本一過酷とも呼べる出世競争を勝ち抜いてきたのです。
総合力というのは、優秀なだけではなく、数限りない職場を異動で経験して、年上や同年代、年下などの同僚たちと切磋琢磨し続け、ただ仕事が出来るだけではなく、優れた人間性を発揮してさらに一番大事な健康を維持して、50歳以上になった人たちばかりです。

聞くところによると、会社員の人たちの中には年々出世を望まない人たちが増えてきている、というアンケート調査結果も出ているようです。

それはそれで一つの生き方だともちろん反対はしません。
トヨタに入社して出世を目指せ、と言っている訳でもありません。

ただ、日本や世界を動かしているのはこういう一部の大企業であって、否定することはできません。
自分には関係の無い世界であり、縁の無い会社である、と思ってもいけません。
トヨタのような会社に入って、タフに毎日働いている人たちが世の中には存在しているんだ、ということを分かって欲しいのです。

そして、刺激を受けて欲しいと思っています。
それを知って何を感じるかは人それぞれであり、1つの領域を極めるスペシャリストを目指すのも良し、ゼネラリストとして出世を目指すのも良しだと思うのです。





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