オルタナティブ・ブログ > 大塚秀樹の“マーケティングマインド”の醸成 >

技術で勝って、商売で負けていませんか?

イオンの動きが良くなってきたような気がします

»

bicycle_shop.jpgのサムネイル画像スーパー事業の苦戦が伝えられて、これまでにないような重苦しい壁にぶち当たっていたように思われていたイオンですが、ここに来て、マーケティング戦略が少し良い方向に向いてきたように感じています。

それは2つの点から感じられました。
1点目としては、
スーパー事業のテコ入れとして、特に地方店の食品売り場において、当該地方色を打ち出し始めたことです。
支店長に権限を移譲して、その地方ならではの特色のある品揃えを実現させたところ、増客という結果が出てきたのです。

2点目として、
併設している自転車売り場への力点の置き方です。
これまでは総合スーパー事業の付帯事業として、"ついでに"自転車売り場を設けているような印象でしたが、ここにきて店舗内のスタッフを増員して、自転車売り場単体でもしっかりと利益を叩き出していく、という前向きな意欲を筆者は感じ取ったのです。

以前の私の拙ブログでも書きましたが、自転車店事業には実は将来性があると見ています。イオンはそこにいち早く気づき、手を打ち始めたことに対して高い評価を与えたいと思います。

ひっとしたら、マーケティング担当を刷新したのかもしれない、と思えるくらい以前に比べて動きが良くなってきたと思えるのです。

Comment(0)