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最近のガソリン価格について思う

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gasoline.jpg最近のガソリンの値段を見ると、ここまで下がってくるとは数年前までは誰が予想したことだろうか。

当時は米国のQE3(量的金融緩和政策)の影響で、世界中のだぶついたマネーが投機筋に集まって、行き先を失った当該マネーが石油に集まっていったのです。

ガソリン価格はみるみる上がり、170円/Lを超えたときには、ひょっとしたら200円/Lという大台に到達するのでは、という危惧を抱いたことを今でも覚えています。

東北や北海道などで漁船を操業して漁業を営む漁師さんたちが、一堂に東京に集まって抗議の集会などの行動に出たことは、まさに高騰一方のガソリンは漁船のエンジンを動かす彼らにとっていかに操業への支障になったのかを突きつけてきたのです。

ところが最近のガソリンの値段はどうでしょうか。先日も筆者がセルフスタンドで給油したときには、店頭表示価格104円/L(税込)に対していつも使っている給油カードの使用によって5円引き/Lとなり、とうとう99円/L(税込)で給油することができたのです。

ガソリンの価格が100円を下回ったのは、ひょっとしたら筆者が学生時代や20歳代以来かもしれない、ほどの衝撃でした。消費者としては大変うれしいことなのですが。

それにしても、ここまでガソリンが安くなると世界景気も良くなる、と思うのが普通ですが、どうも違っているようなのです。

確かに国内でも自動車をよく使う地方在住の人、もちろん灯油も下がっていますので寒冷地に住む人たち、さらに自動車社会の米国など、で恩恵があって浮いたお金を消費に回すことができて経済が上向きそうなものですが、違うのです。

すぐに思い浮かぶように、資源事業を営む企業などの業績が悪化するのはわかるのですが、それだけではない多方面で景気の足を引っ張ってしまう、というところが世界は繋がっている、経済は循環している所以なのでしょう。

この辺りの詳しい解説も次回に機会がありましたら、ご説明したいと思います。



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