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草食系から肉食系への回帰

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rugby.jpg近年、日本では経済が縮小を続けるデフレや低成長経済を背景にしているかのごとく、象徴すべきある事象が世の中で表出し続けていました。「草食系」です。

モテる男性は"草食系"であり、顔立ちだけではなく、食べ物を中心とした生活スタイル全般においても草食系を具備した人たちが人気を集めてきたのです。

もちろん、先進国としての我が国もそれなりに極めるところまで極め、頂点にとどりつこうとしている現状だけではなく、軍隊への入隊義務や陸続きでの隣国の脅威を直接的に感じることのない中では、仕方のない行き着くべき姿だったのかもしれません。

ところが久しぶりに、すっかり少数派になった数少ない"肉食系"を愛する人たちの心を、それこそ魂から揺さぶるシーンが目の前に現れて、あらたなスターたちが誕生したのはそれこそ新鮮以外の何ものでもありません。「ラグビー日本代表」のことです。

国内において、ラグビーというスポーツが注目・人気を集めた歴史はほとんどなく、唯一、流行ったテレビドラマシリーズである"スクール・ウォーズ"が放映されていた時代くらいだったと筆者は記憶しています。

それくらい、ようやく溜飲を下げる時代が到来したと安堵しているラガーマンが多いのも理解できます。

それでも敢えて注意を喚起するとしたら、ここまま立ち止まっていてはいけないと筆者は考えています。

2019年のW杯ラグビー日本大会に向けて、再び歩みを続けないといけないのです。
まず最初は、エディー・ジョーンズに代わる新しい代表監督の選出からです。

清宮氏も有力候補だと思いますが、彼1人だけにこだわるのではなく幅広い視野で多くの候補の中から最適な1人を出来るだけ早く決めて欲しいと思っています。

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