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技術で勝って、商売で負けていませんか?

3人のチームを作りなさい

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three.jpgあなたにとって、一緒に行動するのに一番心地よくてスムーズな人数は何人でしょうか?

筆者は間違いなく「3人」と答えます。

例えば、一緒に小旅行をする場合のことを考えてみてください。

行き帰りの車の中、電車やバスの中、目的地に向かって歩いている最中、お昼の食事どきなどにおいて、何人のときが一番濃い会話をすることができるか、という点で3人が最適だと感じていました。

2人でもいいのですが、男女2人ではもちろん関係が怪しまれますし、会話の内容も偏りがちになる傾向にあります。読者の方の中には4人と答える人も多くいると思います。ところが4人だと全員で会話するというよりも、2人vs2人に分かれての会話になりがちでやはり不十分です。

これに対して、3人であればそのときどきで自分が話題を提供して会話を進めたり、他の2人も順番に話題を提供したり、といった具合に会話の展開にも広がりがあり、なおかつ深堀りもできる、という利点があると考えます。

3人の場合、たまに2人が会話をしていて、1人が置いていかれるときがあります。でも心配ご無用で、そういう場合でもすぐに残りの1人が2人の会話に加わることが可能なのです。

反面、1人だけ会話することに疲れた場合でも大丈夫です。他の2人が会話を続けてくれるからです。

そういう点でも、3人というのは非常に人間が交わるのにも柔軟性がある人数割だと思うのです。

以上のような傾向、論理をビジネスに応用すると、プロジェクトなどの仕事を一緒に進めるためのチームも、3人で組んでもらうというのが理想だと考えます。

そう言えば、楽曲を世に送り出すアーティストの活動も仕事のプロジェクトの1種だと考えると、3人組のアーティストで成功しているグループが多いことに気付くはずです。逆に2人組で成功しているアーティストは少ないのではないでしょうか。

"三人寄れば文殊の知恵"とも言います。
この場合の3人とは、何を隠そう最適な人数だったのですね。

最初の話に戻りますが、交通機関を使った小旅行では座席の座り方で3人という奇数の場合は困ることが多くあります。そこは臨機応変にお願いします。








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