あるいはファシリテーションが得意なコンサルタントによるノウハウとか失敗とか教訓とか

普通脚力のランドヌールによるPBP入門、あるいは4年後の挑戦者への手紙

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【警告】
この記事はこのブログの普段の内容とは違って、フランスで4年に一度行われるPBP(パリーブレストーパリ)という大会のマニアックな攻略記事です。興味ない方はスルーしてください。他に長文を発表する場を持っていないので、この場を借りました。
自転車の記事というよりもロングライド、というよりもブルベ、というよりもPBPに特化した記事です。
PBPは知らないけど、この先を読もうとする奇特な方は、こちらの記事を先にどうぞ。

おざなりに紹介すると、PBPとは世界中から6000人が参加した、1200kmを90時間以内に走破する大会です。ツール・ド・フランスよりも古い歴史を持ち、100年以上前から行われています。

@自分のスタート写真4.JPG


【普通脚の為のPBPの走り方講座】
ブルベが奥深いのは、脚力に応じた楽しみ方、挑戦の仕方ができること。
40時間や50時間での完走を目指す人と、脚力があるのに90時間での完走を目指す人、そしてあまり脚力がなく、とにかく安全に走って完走を目指す人とで、見える景色や知っておくべきノウハウは異なる。
ということで先人のブログを参考にする際は、書いた人の脚力を把握しないと痛い目に合う。この世界には尾根幹を「ほとんど平坦」、30km巡行を「のんびり」と表現する人がいるから、余計にたちが悪い。

このメモでは、自称「日本人としては普通の脚力」の僕が見た2015年PBPの状況と、得られたノウハウをまとめたい。
僕の脚力は例えば、
①興津600ではビジホで3時間寝て、38時間でゴール。
②青葉の富士400みたいな山岳ブルベで寄り道しなければ25時間。
くらいです。平地遅め。坂はあまり苦ではない。


【坂】
1230kmで獲得標高も12000mくらいらしいので、まあ100km1000mという標準的なブルベのはずです。日本で200km2000mのブルベなら標高800mくらいの峠がひとつは入るのが普通だけど、PBPは標高100mから200mくらいをずっと往復している感じ。「尾根幹をずっと走っている」という表現を聞いたけど、それが一番近いかな。
良い点は、日本の峠の下りと違って、見通しが良いからスピードが出せること。この辺も尾根幹に近い。あと、信号はほとんど皆無なのもありがたい。
斜度のきついとこは数箇所しかない。けど、とにかく坂が多いから、やはり登りが苦手だと完走は厳しい。僕は半年かけて5kgダイエットして臨んだけど、これは正しかった。

ちなみに、日本とは道を作る時の発想が根本的に異なる。日本では道はなるべく低い所を選んで引かれている(旧道は特に)。峠道は大抵川沿いだし、丘陵地帯でも低い所を繋いでいる。集落もそうで、「山下よりも山上の苗字の人数が少ない」のはこれと関係がある。
一方フランスは、異民族から民衆を守るためか、丘の上に街を作ってある。一番高い所に教会と広場。だから街と街を結ぶ幹線でも、街の手前では一番きつい坂が待っている。むしろ田舎の方が平坦。この辺が、岡しかないくせに獲得標高が多い理由だろう。
素敵タウン2.JPG


【ペース】
「PBPのスタート直後はお祭りだし沿道の応援もあるから、ついついハイペースになりすぎてしまう」と多くの人のブログに書いてあるが、個人的には厳に慎むべきだと思う。PBPに限らず全てのロングライドのコツは、前半よりも後半に力を残しておくことだから。1200kmも走るのだから最初の100kmでバテるのは馬鹿げている。
よくあるはまりパターンは「実力以上の列車に乗っかり、ついつい負荷が高くなり過ぎる」だが、PBPは6000人出てるだけに、後から後から人が来る。トレインの一つや二つ乗り過ごしても、どってことない。特に早い時刻スタートでは、遅いスタート組がどんどんくるから永遠に最後尾にはならないイメージ。


【走り方】
日本でのブルベではソロか一列の列車で走る人が多いと思うけど、PBPは人数も多く道も広いので、むしろロードレースの様なパック(プロトン)で走ることになる。僕は初めてだったので少し戸惑った。
特に、パック内でも右から抜くのは厳禁らしく、何度か怒られてしまった。やはりヨーロッパからの参加者は集団で走り慣れているし、適切に指示を出してくれる。僕を筆頭に中国やタイなどの人々は集団で走るのが危なっかしい。勉強になりました。

今回参加した日本人でも、他国の人に接触されて落車、機材トラブル、リタイアという人が何人かいたようなので気をつけよう。
@夜間走行2.JPG

【道路】
全体的に日本よりずっと走りやすいから、一切心配無用。
右側通行もすぐ慣れる。
ランドアバウト(円形交差点)・・あれは良いものだ。。
舗装も一部を除いてすごくいい。
何より道幅が広いし、田舎だからか、PBP期間中だからか、車がかなり少ない。たまにいても、安全に抜けるとこまで後ろをずっとゆっくり走ってくれる。交差点ではボランティアが交通整理して、車を止めて自転車優先にしてくれている。
あまりに自転車優先過ぎて恐縮するやら感激するやら。


【経路案内】
今回、初めてキューシートを印刷すらしなかった。GPSもほとんど見ないし、夜はバックライトなしで済ませた。理由は①常に前に人がいる、②例の案内看板。僕より極端に速い人以外は同じだと思う。
念のためミスコースしていないかの確認用にGPSはあった方が安心。


【景色】
フランスが農業大国なことを思い知る。全コースずっと牧草か多分飼料用のトウモロコシ。牛舎で工場みたいに絞られるのに比べて、のびのび育った牛の牛乳美味しそう。
全体的には北海道に似てます。全てが雄大。ただし、日本みたいに作付けがトマトとか米とかコンニャクとかレタスが入れ替わったりしないから飽きる。
ちょいちょい通過する街や村はどこもキュートで素晴らしい。石組みの昔ながらの家が普通に現役で使われている。素敵過ぎるぜ、おフランスよ。しかしどこも似ているので、往路に美味しかったカフェがどの街だったかを復路で思い出すのも一苦労。
@城門.JPG

【PCでの食事】
PBP名物だと思って、茹ですぎたマカロニを堪能しよう。
途中から、まずいのは塩が足らないせいだと気づいて随分改善された。ロングライドは塩分不足なので、じゃんじゃんかけよう(僕は普段日本では薄味派で塩を追加することは皆無なので、気づくのが遅れた)。
炭水化物と肉は摂取可能だが、野菜分は絶望。お通じ対策も必要なので、たまにトマトがあったら必ずゲットしてた。ドロップバッグの容量に余裕があったら、野菜ジュースを入れたら良いかも。

@マカロニ.JPG
で、PCでの食事で困るのは、味じゃなくて時間がかかること。30分待ちはざら。食べて水汲んだら1時間コース。特に人がばらけてない往路では。
脚がない人は、上記のマカロニじゃなくてサンドイッチを買って、走りながら食べるしかない。僕としては、フランスパンにハムかチーズだけを挟んだサンドイッチだけは日本よりずっと美味いと思った。多分その日に街の店から仕入れてるんだろう。クロワッサンが焼きたてで激ウマの時もあった。
僕はフラパンのサンドイッチを背中のポッケに入れて走ったけど、サドルバッグに括り付けられるようにすると便利かも。

@フランスパン.JPG

もちろんバナナやネクタリンみたいな果物も、走りながら食べるのに向いている。
この買い食い方式なら10分で済む。最速なのは、パワーバーみたいな屋台が出ているので、それ買って済ますこと。

ということで、世界各国からの6000人をオーガナイズするPBPの運営は素晴らしいけど、唯一不満なのが食事。でもフランスの庶民の食事は案外質素というし、コンビニに依存した日本人ランドヌールが贅沢過ぎるのかも。これを含めてPBP。


【お店での食事】
PCがそんな感じなので、PCではない普通のお店の方が速いしお勧め。ただし何点か注意が。
・街にしか店がない。街と街の間は牧草しか食べるものはない。自販機もない。
・8時ごろから19時ごろまでしか空いてない。
・バカンス中だからか、空いている店は少なかった。
・その少ない店にランドヌールが集中するので、オペレーション破綻の店もあった。

バカンス中だからと言って、なんでも飛ぶように売れるチャンスを逃すのはフランス人らしいな。日本人が商売熱心過ぎるかな?などと走りながら考え込んでしまった。
PBPの運営に改善を求めるなら、PCの飯をなんとかすることじゃなくて、PCの外でその土地の美味いものなんかを短時間で食べられるお店、屋台を増やす呼びかけをして欲しいな、と。例えば日本料理屋がおにぎり屋台やれば、東アジア圏だけで400人以上参加しているので、すごい売り上げになるはず。
もともと非営利にこだわる団体なので難しいのかな。。

街に一つはスーパーマーケットがあるので、昼間ならトマトや果物も買える。これも時間効率がいい。

ちなみに、日本のブルベはコンビニ巡りと揶揄されることも多いけど、そのありがたみもよくわかった。必要な栄養素は全部揃うし、眠けりゃブラックブラックもあるし、寒けりゃストッキングだって買える訳だから。あと、1分で買える吉野家が出店してたら3000円までなら出したと思う。
@教会とパン.JPG

【私設エイド】
完全なボランティアで、私設のエイドステーションがある。大抵は水とコーヒー。場合によってケーキみたいなのとかスープがもらえる。何回か、荒野を何時間も走った所にあって、本当に救われた。なんか、精神的にもホッとするんだよね。多分往路は10時間、復路は20時間くらいやってるだろうから大変なはず。すごい。

お礼は完全ただな所と、チップ箱が置いてある所がある。「日本のお土産を配ろう!」みたいなノリが過去の参加者ブログとかであったけど、日本人以外は誰もやってない。あなたがやりたければどうぞ、という感じかな。僕は子供が夜中働いてくれていた数カ所ではちょっと高級な一口羊羹をプレゼントした。
@私設エイド夜間2.JPG

【トイレ】
全て外で済まそう。以上。

そもそも、6000人分のトイレを用意しようとは主催者も考えていないはず。PCには個室が2つだけで、15分待ちとか。
そうなるとPCでやる理由がない。みんな道端でやってます。僕は普段から頻尿が悩みなので、むしろこっちの方がありがたい。
大についても同様なので、トイレットペーパー必須。僕は藪の影でこんな光景に出会いました。
@花畑.JPG

【ウェア】
灼熱の日本の8月からフランスに向かうとピンとこないけど、最高25度、最低8度くらいなので、日本の4月下旬だと思ってください。
僕は重ね着派なので、1番暑い時間帯の半袖ジャージとレーパンに、タイツ、アームカバー、アンダーウェア、レインウェアを足して行く作戦でやりました。4月に400km走る時と全く同じですね。
今回はなかったけど、気温が低い時に雨が降ると最悪だから、アンダーウェアはメリルウールがオススメ。僕は1着しか持ってないからポリエステルでも走ったけど。


【ライト】
4回も夜があるので、できれば電池の心配がいらないハブダイナモがいいでしょう。ヨーロッパ人は特にハブダイナモ率が高かった気がする。
電池も、PCで買えます。
日本みたいに夜の峠のウネウネ下りがないので、めちゃくちゃ明るい人は少なかった。僕はハブダイナモ1灯のみ(予備ライトはバッグに入れっぱなし)。


【自転車】
「ロングライドは振動吸収性がいいカーボンじゃないと」みたいなことを言う人もいると思うけど、PBPではクロモリの方が多かったかな。特にアメリカ、ヨーロッパの人は。
ほとんどママチャリみたいなやつとか。まあ、脚力があればなんでもいいんですよね。結局は。
PBPは変な自転車の展示会みたいな感じで、様々なタイプのリカンベント、足がない人が手で漕ぐタイプのリカンベント、三輪車、足踏みマシーン?、フルカウルのロケットみたいのとか、超クラシックな自転車まで。見飽きない。
日本人にもブロンプトンで完走した剛脚がいました。
@ステッパー.JPG

【ドロップバッグ】
恒例のグッディ社のドロップバッグを使いました。
まず、食べ物がアレだという事前情報があったので、羊羹、煎餅、魚肉ソーセージなどを結構入れたが、これは正解。乾燥タイプの梅干し(ちょっと甘いやつ)もいいと思う。あとはマンゴー、グランベリーなどのドライフルーツ系は重宝した。
パワーバーの類いはPCで買えるので不要。

着替え2セットやタオルは当然。行き帰りで混乱しないように、着替えセットを作っておこう。

あと、「100kmくらいなら不具合があってもいいけど、500km、1000kmはないと辛い物」はなるべく入れた方がいい。僕の場合は200kmくらいで、サングラスの片方のレンズだけをすっ飛ばしてなくしてしまった。1日で目が痛くなって参ったが、450kmのルディアックに送ったドロップバッグに予備を入れてあったので助かった。


【睡眠】
こればかりは個人差があるので、必勝法はないのだが、僕は過去の経験から「1回目の夜は眠くならない。明るいうちはどんなに睡眠が少なくても眠くならない。暗くなると眠くなる」という自分の特性を把握していたので、それに従って睡眠計画を立てた。

・多くの人は、行きのルディアック(2回目の夕方)、帰りのルディアック(3回目の夜)、さらに4回目の夜に2時間ずつくらい仮眠している
・ルディアックの仮眠所は寒い。ドロップバッグに簡易シュラフがあると良い
・PBPは夕方スタートなので、スタートまでの時間、ホテルをレイトチェックアウトにして睡眠薬で寝溜めすると良い
・時間が厳しい時は、シャワーなしで、食堂などにごろ寝した方があったかくて良い。
・夜、道端で寝るのは寒いので、できれば避けた方がいい。そうなる前にPCで寝た方がいい(例え食堂でごろ寝でも)


【PCを何時に出るか?】
10分などの細切れよりも、2時間以上まとめて寝た方が効果的なので、どうせPCで寝るなら、ギリギリまで寝たい。
僕は1000km以上のブルベでは全てのPCの「出立時刻」をあらかじめ計算してメモっておく。定義は「次のPCまでを時速15kmで行くなら、最遅で何時に出るべきか」
例えば次のPCが90km先でそこのクローズタイムが7時ならば、7-(90/15)=1なので、出立時刻は1時になる。600kmよりも前のPCなら出立時刻=PCクローズタイムだが、600km以降ではクローズタイムよりも後になる。次のPCよりも手前に通過チェックがあっても無視して良い。
大事なことは、この手の計算をブルベ中にやろうとすると致命的なミスをしがちなので、必ず家でやっておくことだ。

【スタート時刻】
まず、朝スタートだからという理由で84時間コースを考える人がいるかもしれないけど、単に6時間早くゴールすれば良いという以上の苦労があるみたいなので(食い物が売り切れるとか)、脚力によほど自信がないと、オススメしません。

90時間のなかでも2.5時間ほどの幅がある。僕はそのなかでも早い方を選択したけど、メリットデメリットがある。
★早い時刻スタートのメリット
・遅い人でも、後ろからどんどん人が来るから、寂しくないし、列車にも乗れる
・仮眠所のベッドが空いてる
★早い時刻スタートのデメリット
・往路はずっと1番のボリュームゾーンで走ることになり、PCが混む
(平均より速い自信があるなら、逆に空いてていいのかも)
・みんなと一緒に走ってて、自分だけタイムアウトになる(僕はなった)
・周りが自分より後のスタートの人ばかりになり、焦る

ちなみに、誰が何時にスタートしたのかは、フレーム番号を見れば分かる。僕はJ組で、その後のK組は15分後のスタート。しばらくするとS組とかに抜かれて焦るんだよ、これが・・。

@フレーム番号2.JPG

【応援】
沿道では地元の人が応援してくれる。夜中に立ってる人もいる。走ってる僕らの側も、ボンジュール!メルシー!ありがと~!とか返す。

また、今年はツールドフランスのコースと重なった箇所があったので、沿道には様々な飾りがあって目を楽しませてくれた。
@飾り夜間.JPG

【AJジャージ】
毎回、AJによる「日本ジャージ」が作られる。僕は着なかったのだが、着れば良かったかな、と思っている。他の国のランドヌールから日本だと分かってもらえるのもいいし、他の日本人から日本人だと認知してもらえるためにもいい。
みな大変な中で走っているし、並走もしやすいので、普段のブルベよりもずっと話をする。

ちなみに各国からの参加者は、8割がたの人が国別ジャージや地域のランドヌールクラブのジャージを着ていた。


【国際交流】
本当に色々な国から来ているので、ジャージを見てるだけで楽しい。ウクライナとロシアのジャージが並んで走ってたりね。
フレームに国旗が書いてあるので、おさらいして行くと楽しいかも。

気が向いたら日本人以外にも話しかけよう。向こうから話しかけられることも多い。別にビジネスじゃないから、会話は適当英語でOK。相手も怪しい英語のことが多い。

4回目の夜、眠いので集団の中で「みんながんばれー」とか叫んでたら、日本語が話せる韓国人が話しかけてくれた、なんてことも。韓国は日本や台湾に比べるとブルベの普及が遅れているようで、ライトやフレームについて色々と知りたいようでした。
外国の人と会話すると緊張するので、眠気覚ましにもいいです。


【日本人ランドヌールの脚力】
PBP全体からすると、日本人のリタイア率は高い。ヨーロッパ、アメリカ勢はもちろん、台湾などと比べても日本人参加者の平均脚力は低めなのではないだろうか。
とはいえ、個人的にこれは素晴らしいことだと思っている。レースとかガチにやっていない、ポタリングから入った僕みたいな普通のランドヌールの裾野が広いことを意味しているんだろうから。
そして完走確実でなくてもPBPを楽しみに来ている人が多いとも言える。日本でそういう普及のさせ方をした先人たちに感謝したい。


【後遺症】
1000km超のロングライドでよくあるのが、手のひらのしびれ。僕は台湾1200を走った後の2ヶ月くらい、左手の小指と薬指がうまく動かなくなった。(余談だが、キーボードのSとAが打てなくなったので、かなり難儀した。この二つを使わない日本語の文節ってかなり少ない)

以前のブログではPBPの舗装の悪さが強調されていたが、今回はかなり改善されていた。とはいえ、1000kmよりも1200だとこのダメージが格段に大きい気がする。
台湾の後に罹った、手の専門医で聞いた対処法、予防法を書いておく。

★対処法
ビタミン剤をくれるが、特効薬ではなく、基本、神経が再建されるのを待つしかない。
逆に時間をかければ普通は治る。

★予防法
・親指の付け根の肉球、寿命線、小指の付け根の肉球、の3箇所のうち、守るべき神経が通っているのは、寿命線と小指の付け根。つまりなるべく親指の肉球に力をかける。
・プチプチやスポンジシートを巻くのは、専門医曰く、効果がない。
・手の痺れ対策のハンドル(チネリのネオフェルモ)を使う

台湾の後に1000kmを2回とPBPを走ったけど、ネオフェルモが1番効いた気がする。高いけど。微妙な形状で手のひらの大事なところには力がかかりにくくなってます。


【まとめ】
100kmあたりの獲得標高がそれほど多くないので、それほどきつくないのでは?と思ってましたが、かなりしんどかったです。難易度低めの600kmを一回完走したことがある位だと、太刀打ちできないと思う(4年前にDNSしてなければ僕もそうだった)。
特にPCで時間を食うことと、寝る時間を確保できないと夜の巡行スピードがガタ落ちすることの悪循環に苦労した人が多くいた。

また、2015年は近年で1番天候に恵まれた。雨はラスト70kmだけ。しかも気温が高い日だったので、DNFの原因になった人はいないと思う。あれが2日目の晩あたりに降っていたらやばかった。
それらを考えると、さすがにPBP、かなりの難易度だと思う。
7月8月、暑い中でも夜中や峠を一生懸命トレーニングして良かった。

@ゴール.JPG

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コメント

丸山公一

K258の丸山です。
今年の2月にブルべを始め、ブルべ5回目でPBPに挑戦し完走しました。
この記事を読んで、私のケースがもしかしたら相当運がよかったのではないかと
今更ながら感じています。

丸山さんこんにちは。完走おめでとうございます!
5回目の完走は前人未到の最短記録ですね。(理論的にも)
「普通脚」で完走しようとすると苦労するのですが、速く走れればいろんな言葉ずいぶん楽になると思います。だから食事の対策がどうの睡眠がどうのという前に、脚を鍛えるのが一番の対策なんですよね・・

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